五感教育研究所-gb
9月2日(水)、半年ぶりに谷津干潟に鳥の観察に伺ったのである。平日ということもあり、観察に見えている人は少なかった。
いつものように五感を総動員して自然観察をしたのであるが、今年の9月は残暑もなく、既に秋風を感じる気候である。
それは樹木も敏感に感じているのだろう!、銀杏の木が実(ギンナン)を既に多くつけていたのである。
私はいつものように長椅子にもたれていたら、一羽の見慣れたスズメが近寄って来たのである。私はすぐに「ちびすずめ」と名付けて可愛がっている。
手乗りスズメなのである。ちびは他のスズメより体が小さいが立派な大人なのだが、どうも気が弱いのかいつも一羽(単独)で飛んでいる。
私が口でチュン、チュンと真似ると私に近寄ってきて、餌をねだるのです。
但し、私は子どもたちに野生の生き物、野鳥には人間が食べる物を与えないでと指導しているため、このちびに人間が食べているパンやご飯を与える訳にはいかないので、落ちているドングリを細かくしてあげるのだが、鳩や他のスズメは喜んで食べるのに、ちびすずめは口にするがすぐに吐き出してしまうのである。なかなかのグルメなスズメであり、頭の良いスズメなのです。
現に、私の顔を覚えているようで、私の声を聴くと近寄ってくるのです。
但し、他の人が近寄るとすぐに逃げてしまうのです。
私は、鳥の餌を持参していたので、いつものように手のひらに乗せておいでと声をかけたのである。しばらくして手から持っていたのである。
それを見ていた近所の人がスズメをペットとして飼っているのですかと質問されたが、私は野生のスズメですと答えるとここのスズメは他のスズメと違うのですかと言われたので、いいえ同じスズメです。
では、私にも出来ますかと言われたので、鳥の餌をその人の手のひらに乗せて呼び寄せても近寄るが、やはり手のひらには乗らず距離を置いて待っているのです。 これらから、ちびすずめは私の顔と私を理解しているのだと感じるのである。現に、半年前に撮影したちびすずめは、私の方をチラチラ見ながら、何とカメラとの距離は50cm程度から撮影したものです。
一眼レフカメラや望遠レンズで撮影した物ではありません。標準的なレンズで撮影したものです。私とちびすずめの思い出の一枚です。
皆様も経験有ると思うが野鳥などの生き物を撮影するときには相当苦労すると思うが、野鳥の鳥をこの近さで撮影出来るのは驚異的なことなのです。
私はこのスズメを天才スズメと呼び、グルメで本来野鳥は味覚の発達は未発達なのだが、ちびすずめだけは私と同様に五感の優れた者同士、理解し合えるのだろうと私は思っている。
私が生き物に好かれるのには訳がある。それは特殊能力の一種なのだが、動物や生物たちの感覚、生態を理解し、無言の会話が出来るからです。
野鳥や犬などの生き物は、視覚だけで人間の位置や近寄ってくる予感を感じている訳ではありません。
それは、人や動物たちの脳で発する磁気、人の脳内では思考したときなど脳細胞の伝達に「微電流」を発生させる。人の脳内では4Wほどの電流を発生させて脳活動を活発化させているのです。
この磁気を生き物たちは感じ取ると言われているのです。特に犬など飼い主が自宅に帰ってくると何百メートル先から犬がそわそわするが家族には全く気がつきません。いくら犬の嗅覚が優れていても飼い主の匂いは分かりません。
そこで、聴覚、足音や飼い主の発する脳内の磁気を犬などは感じ取るので、そわそわして玄関に駆け寄り、飼い主の帰りを待ちわびるのです。
これらと同様のことが私とちびすずめとの間で感じているのでしょう。
本当にかわいいすずめです。何時までも元気で、他の天敵に狙われないかが私は心配である。頑張って長生きして欲しいスズメです。
このように私たちは生き物たちから学ぶことは多いのである。
人の命も生き物たちの命も尊く、大切なものであることを皆様も理解して頂ければ幸いです。