五感教育研究所-q
米国では1960年代に養成が始まり、90年代から本格的に医療現場に導入。
医師に代わって簡単な初期診療や薬の処方などを担う看護師、
韓国等でも活躍している。日本では医師法と保健師、助産師看護師法がそれぞれ
「医師でなければ医療行為はできない」「看護師の業務は治療上の世話と診療の補助」と規定しており、看護師は診察ができない。
日本医師会は責任の所在が明確でないなどとしてNPの導入に慎重な立場、厚生労働省は「充分な議論が必要」としている。
初期診療は「看護師に」医師不足が問題化する中、風邪や軽い怪我などの患者
の初期治療を担う看護師ナース・プラクティショナー(NP)が注目されている。
米国などでは広く活躍しており、医師の負担低減に繋がっている。
日本でも養成養成講座が始まったが、医師法は看護師の診察を認めておらず、
関係者は「法改正を含め議論が必要」と話している。
大学院に養成講座、法改正を求める声!
「腹部を触診し、指先で肝臓の位置を確認して下さい」。
国際医療福祉大学大学院(東京港区)で4月に始まったNP養成コース、
5年以上看護師経験のある人が対象で現在11人が学ぶ、約14万人のNPが働く
米国を参考にカリキュラムを作成。
外来実習などを経て、診療や薬の処方ができるようになるのが目標だ。
ただ、卒業してもNPという資格はまだ日本には存在せず、医師法では
医師以外の診察を認めていない。講座は将来のNPの制度化や法改正
などを期待して開設された。 09/7/15(水)日経経済新聞より抜粋引用。
以前からね聖路加国際病院、名誉理事「日野原重明医師」がNPの推進を
いち早く法改正を求めていた。
同大学でも、ナース・プラクティショナー(NP)を養成するための準備をしてきている。
高度な知識を持った看護師の育成を目指している。
私共も近年中に「バイオケミカル大学」、「メディカル大学」の設立構想があり、
海外で主流のチームカンファレンスを目指し、一人の患者にチームで対応し、
ベストな治療、勿論軽い怪我や風邪などの症状には看護師が対応するシステム
を導入する予定である。
医師法改正を求めるため、近く首相官邸、厚生労働省にこれら医師法の
改正を求め、メールではあるが「嘆願書」を提出致します。
近い将来、それも数年以内には、医師不足、看護師不足を外国人医療
スタッフとナース・プラクティショナー(NP)で医師の負担減、救急医療の充実
に繋がるものだと確信している。
日経新聞の中でも、東京女子医大心臓、血管外科の西田博医師は
「時間をかけて患者に向き合う治療は医師よりも看護師の方が得意、
NPを導入すれば患者の満足度も高くなるはずだ」。
「優秀な人材の現場での裁量権を拡大することがより良い医療に繋がる」と話している。
このよう医学大学や病院で始まっているナース・プラクティショナー(NP)制度、
教育の準備は整っているが、後は医師法の法改正が頼みの綱となるだろう。
厚生労働大臣、桝添大臣に期待するしかないのだろう!