上長からの指摘。

粛々と受け止めなければならないという思いと、

納得いかない思いが交差する。  


周りだってミスしてんじゃん?

ミスに多いとか少ないとかあんの?

それって単に贔屓じゃん?


(上長のことを本当に敬愛しているのだが、仲間内の嫉妬や欺瞞を無意識に煽るようなところがあるような気がして、そこは下手だなあと思うし、やってはならないと痛感する)


……ああ、いやだいやだ。

こういう時に出がちな、私の「嫌な」女っぽさ。


こういう時、尊敬する女性たちはどうするだろうか?

さっき出てきたようなことを言っていたら、いつまでも感情の泥沼からは抜けられない。

憧れの人は、周りが評価されていることに、嫉妬するだろうか?

自分の無罪をいちいち主張するのだろうか?


いや、彼女たちはもっと良い道があることを知っている。

どんな指摘でも受け入れる柔軟さを持ち、次に活かす努力をするはず。

深呼吸して、鷹揚に事にあたる。


誠実に事にあたる私は、そもそも、何も、仲間たちに劣ってはいないのである。

そう思っているのは、実は私自身だけだ。


全ては私の胸三寸で、丸く収まる。

メンタルコントロールはまだまだ苦手だが、

それでも、本質に目を向ければ、

目の前の出来事がいかに小さいことか、

理解できるようになっている。



ポルペッティーニのパスタ。

ソースをパンに絡めて食べる。

旨い。パワー。