~心霊現象を科学する~
心霊写真の中でトリックだったり、錯覚だったりするものとは別に
本当に説明のつかないものが存在します。
また、霊の話といっても、妄想の世界のものと
現象として、証明の域に達するものがあります。
占いでは、それが妄想によるものか、真実なのかを占う事ができます。
ホラリーという古典占星術と呼ばれるものやタロット占いで
正しく質問をすると、その答えは示されます。
さて、今回のテーマは~心霊現象を科学する~ということで
前世占いもそうですが、つじつまが合うことが大切です。
例えば、亡くなった方が現れて、家族も知らなかった財産のことを告げて、それが本当に見つかるという話はひとつの証明になります。
私の体験の一つに、バリ島に行った時の話があります。
2011年の9月に神社宮司の集まりの中に招かれて、11人でバリ島に行った時のことです。
バリ島在住で通称「アニキ」と呼ばれている、丸尾氏の所有する数多くある別荘の、ある一つのコテージに泊りました。
一人、部屋で落ち着いていますと、若い日本兵の姿が見えました。
もちろん、霊体です。
私は、なんの知識もなく、なぜここに日本兵が現れたのか不思議に思いました。
彼は、何もしゃべらず、無言のまま、懐かしそうな表情をするのです。
「私は何もできませんので、ここから出て行って下さい。」とお願いしますと
スッと消えてしまいました。
翌日、びっくりする事が起こりました。
マルガ英雄墓地という所に案内されたのです。
実は、インドネシアの独立戦争で、バリ島は1946年に大激戦があり、マルガ英雄墓地には日本の終戦後もバリ島に残って、インドネシア独立の為に戦死した元日本兵のお墓が12基あるのです。
日本は終戦を1945年8月15日に迎えています。その後も日本に帰らずに、現地のインドネシア独立の為に戦った若い日本兵がいたのです。
そんなことを、私はその時まで全く知りませんでした。
墓石の前で、お線香を上げて、祝詞を奏上させて頂きました。
涙が出てきました。
昨晩の日本兵は、私がこの場所に来ることを分かっていて
現れたのでしょう。
私は、本当に何もすることが出来ませんが
せめて、この歴史の事実を知らない世代に伝えていかなければと思いました。
戦死した兵隊さんが嘆くような日本にしてはいけないと
自分自身の生き様が、嘆かれる様であってはならないと
バリ島に来て、気づかされたのでした。
この体験は、ただの錯覚や妄想とは言えないものです。
その時、分からなくても、後で意味が分かるものがありますね。
「事柄の間に、客観的なきまりや原理を見いだし、全体を体系的に説明すること」が
科学するということです。
心霊現象も、因果の法則が働いています。つじつまが合う事が、科学的にひとつの目安となるのです。