2日(月)某小学校の藤原岳登山の引率。
山のことを知る人に来てほしいと、私が所属する山岳会の先輩に
声をかけていただき三重県山岳連盟遭難対策委員会のメンバーとして参加してきました。
全校生徒が48人という学校で1,2年生の低学年組と
3,4,5,6年生の高学年組とに分かれてスタート。
実はこの学校は来年度から他の学校と合併するので
今年が最後の登山とあって、親御さんもほぼほぼ全員参加。
私は後発の高学年組の最後尾を歩く。
二合目まで来た頃に、先生と親御さんに手を引かれて歩いている1年生の児童が遅れてきた。
遭対メンバーは他に二名いるので各グループに一名ずつということで
私はこの遅れ始めた児童のサポートにつくことにした。
話を聞くと生まれつき運動障害のある子で
先生と親御さんで事前に二合目までと決めていたが
本人がどうしても登りたいということで登山続行。
一合進むごとに意思確認して進む。
脚を上げるのは難しそうだが、踏み込む脚はしっかりしている。
休憩を促し、おやつを食べて、
先生と親御さんに手を引かれ
自分の荷物は自分で背負って
一歩一歩、登る。
なんと六合目まで到達!!
彼女はかなり疲れているが、まだ心は折れていない。
だが、ペースはやっぱり落ちている。
藤原岳はこの六合目からさらに登りが急になる。
そんな地形や下山までの時間を考慮して私も下りるならここかなと
心の中で思っていた。
そこで本人の意思は下山するだった。
それでも、当初は二合目までの予定だったのに
六合目まで登った。
おっさんは感動でちょっとうるってしてしまいました。
私は後ろをただ歩いて見守るだけ。
山頂には行けなかったが何かを残させてあげたかったので
四合目に下りるまでに大人の背の高さほどの木の上に
ケルンがあったので、そこに記念の石を一つ積ませてあげた。
時間は11時。
四合目まで下山してお弁当を食べることにした。
山で食べるお弁当はおいしい。
彼女は満足そうだった。
12:55。
無事に下山完了。
無線で連絡を取ると13:30に高学年組は下山開始するとのこと。
まだ帰るには早かったので私は高学年の下山サポートのために登り返すことにした。
山頂まではさすがにしんどいので
八合目で下山隊と合流。
高学年も、低学年も無事に下山。
それぞれが、いろんな思いで歩いた藤原岳。
山頂は暑いくらいのいい天気。
もちろんみんなが山が好きではなく、
しんどくて、嫌になった子もいただろう。
それでも山頂に立ったときの達成感や
景色の良さ、風の心地よさ
お父さんやお母さんと分かち合った体験
そしてなにより、おいしいお弁当はいい山の思い出なったかな。
私も山頂にはたどり着けなかったが
何かとても大切なことを教えてもらった気がした。

山のことを知る人に来てほしいと、私が所属する山岳会の先輩に
声をかけていただき三重県山岳連盟遭難対策委員会のメンバーとして参加してきました。
全校生徒が48人という学校で1,2年生の低学年組と
3,4,5,6年生の高学年組とに分かれてスタート。
実はこの学校は来年度から他の学校と合併するので
今年が最後の登山とあって、親御さんもほぼほぼ全員参加。
私は後発の高学年組の最後尾を歩く。
二合目まで来た頃に、先生と親御さんに手を引かれて歩いている1年生の児童が遅れてきた。
遭対メンバーは他に二名いるので各グループに一名ずつということで
私はこの遅れ始めた児童のサポートにつくことにした。
話を聞くと生まれつき運動障害のある子で
先生と親御さんで事前に二合目までと決めていたが
本人がどうしても登りたいということで登山続行。
一合進むごとに意思確認して進む。
脚を上げるのは難しそうだが、踏み込む脚はしっかりしている。
休憩を促し、おやつを食べて、
先生と親御さんに手を引かれ
自分の荷物は自分で背負って
一歩一歩、登る。
なんと六合目まで到達!!
彼女はかなり疲れているが、まだ心は折れていない。
だが、ペースはやっぱり落ちている。
藤原岳はこの六合目からさらに登りが急になる。
そんな地形や下山までの時間を考慮して私も下りるならここかなと
心の中で思っていた。
そこで本人の意思は下山するだった。
それでも、当初は二合目までの予定だったのに
六合目まで登った。
おっさんは感動でちょっとうるってしてしまいました。
私は後ろをただ歩いて見守るだけ。
山頂には行けなかったが何かを残させてあげたかったので
四合目に下りるまでに大人の背の高さほどの木の上に
ケルンがあったので、そこに記念の石を一つ積ませてあげた。
時間は11時。
四合目まで下山してお弁当を食べることにした。
山で食べるお弁当はおいしい。
彼女は満足そうだった。
12:55。
無事に下山完了。
無線で連絡を取ると13:30に高学年組は下山開始するとのこと。
まだ帰るには早かったので私は高学年の下山サポートのために登り返すことにした。
山頂まではさすがにしんどいので
八合目で下山隊と合流。
高学年も、低学年も無事に下山。
それぞれが、いろんな思いで歩いた藤原岳。
山頂は暑いくらいのいい天気。
もちろんみんなが山が好きではなく、
しんどくて、嫌になった子もいただろう。
それでも山頂に立ったときの達成感や
景色の良さ、風の心地よさ
お父さんやお母さんと分かち合った体験
そしてなにより、おいしいお弁当はいい山の思い出なったかな。
私も山頂にはたどり着けなかったが
何かとても大切なことを教えてもらった気がした。
