いい姿勢のポイントの一つが肩先の位置でした。
もうひとつは座骨の位置なんです。
デスクワーク中心の方を含め多くの方の骨盤は
後傾していることが多いのでここでは反り腰姿勢ではない
猫背姿勢の後傾骨盤の状態にしぼってのお話です。
座った状態でのおしりの感覚を考えてみてください。
脱力した状態(猫背姿勢)では
左右の座骨と尾骨の3点で座面に接していることはありませんか?
この座骨の位置では骨盤が後傾している状態で
可動の少ない腰椎のみに負担がかかり腹筋、背筋の筋力が
衰えて腰痛、肩こり、下腹ポッコリ、猫背姿勢になります。![]()
それでは尾骨を座面から離していってみてください。
そうです。
おしりを後ろに突き出したように感じると思います。
これが骨盤を起こすという状態、
座骨を後に向けた状態です。
この状態ですと股関節がしっかり曲がっていませんか![]()
そうなんです。
可動の少ない腰椎よりも可動の大きい股関節を使うのです。![]()
座骨を起こしていくことで
正しい背骨のS字湾曲ができるので
腹筋、背筋などバランスのとれた姿勢が維持できるのです。
しかし、不良姿勢が普通になっている多くの現代人にとっては
この姿勢はかなり緊張
を伴うものとなっているようです。
整体を受けたことのある方ならお分かりでしょうが
整体直後なんかはこの姿勢が一番楽な感じがします。![]()
これをもう一度、脳に再教育していってあげることが必要なんです。![]()
椎間板ヘルニアの手術をして完治したはずなのに
再発してしまったというケースなどでは
おそらく、手術によってはみ出した髄核はとれたが
その原因であった姿勢の改善までは直らなかったということ
ではないでしょうか![]()
最寄の整体を受けたあとでも結構です。
自分でストレッチをしたあとでも結構です。
肩先と座骨の位置にポイントをしぼって
美しいきれいな姿勢を一日10分を目標にやってみてください![]()
大げさではなくそこから何かが変わり始めることでしょう![]()