彦根城の堀外にある「埋木舎」へ。
以下、パンフレットから
井伊直弼は文化12年(1815年)、11代藩主井伊直中の14男(どんだけ〜)として誕生。
5歳で母を、17歳で父を失い、300俵の捨て扶持で、彦根城佐和口御門前の公館で32歳までの15年間を過ごす。
「世の中をよそに見つつも埋もれ木の
埋もれておらむ 心なき身は」
この和歌を詠じて、「埋木舎」と号した。
また歌だけではなく、茶道にも造詣が深く、埋木舎の茶室「澍露軒」において「茶道一会集」を記し、
「一期一会」
「独坐観念」
「余剰残心」
「和敬清寂」
などの概念を大成、茶名を「宗観」と号した。
「茶の湯とてなにか求めんいさぎよさ
心の水をともにこそ汲め」
また埋木舎の庭の柳の風に逆らわぬを範とし、「柳王舎」とも称した。
「むっとしてもどれば庭に柳かな」
なんか、出先で腹立つことがあったんでしょうね。
こちらでは楽焼の作業場もあり、自作の7種の蓋置は博物館にありました。
その後、嘉永3年(1850年)、13代藩主となり、歴史の表舞台に出ていきます。
私の好きな「埋れ木」はこれ💕
上品な味の白餡を求肥でつつんであり、抹茶と和三盆をまぶしてあります。
いと重菓舗