ムーミンの作者、トーべ・ヤンセンの半生を描いた映画。



第二次世界大戦下のフィンランドで、現実から逃れるようにして生み出されたムーミン。
臆病な性質はトーベ自身の投影だろうか。
著名な彫刻家である父との葛藤や女性の恋人であるヴィヴィカとの出会いから別れ、そして新たな出発までが描かれている。
バイセクシャルなのは後年、オープンにしており、パートナーのトゥーティッキ(おしゃまさん)と生活していた。
北欧はもともと、そういうことに寛容なのかと思っていたが、1894年に同性愛は精神疾患とされ、1971年まで犯罪として実刑が課されていた。そんな時代の中で、自分の愛と自由を貫いたトーベ。
愛は強いな。



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