コロナ禍での今年のお水取り。

お水取りに先立ち、東大寺別当の狭川普門氏のインタビュー記事がありました。
「修二会(お水取り)は人々のために行う。修二会があるから東大寺の意味があり、修二会をしなかったら東大寺は解散したらいい」と強い決意を表明されていました。
二月堂は平家の南都焼き討ちや三好・松永の戦いをくぐり抜け、寛文7年(1667年)お水取りの最中の失火で焼失しました。それでも途絶えることなく、今年で1270回を数えます。
今年はコロナ感染を防ぐため、前行(2月20日〜28日)に入る前の2月6日から11人の練行衆は隔離生活を送られたそうです。

観客も人数制限で、二月堂に5時前に着きましたが既に列が出来ていました。普段はお堂の前のお茶屋さんで、善哉を食べながら、観覧席に行くタイミングを見計らうのですが、食べ損ねたまま、列に並び、そのまま、誘導されて、観覧席へ。

この時期、日中は春の日差しを感じますが、晩は冷え込みます。そして人数制限のため、回りに人がいない(いつもはおしくらまんじゅう状態)。

寒い、そしてお腹が空いた😑。


我慢できずにお土産に買ったはずのお菓子を食べる。 
萬々堂の糊こぼし


樫舎の葛焼
閼伽水という銘が付いていました。
お水取りという名前で通っていますが、本来は修二会といいます。そのうち3月13日の午前2時ごろに行われる閼伽水屋の建物の中にある若狭井という井戸から水を汲み上げ、仏前にお供えする行事をお水取りといいます。
この時期だけの銘でしょうか。


午後7時 境内のライトが消されて始まります。


左手の階段からお松明が登ってきます。







回廊を走り抜けるお松明







お水取りが終わると春です💕