ピアノバーせんのつぼ

 

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オゾン発生器を設置しております。

 

こんにちは、ちえママです。

 

ものすごく良い天気ですね!

空がまっ青!

お出かけ日和の土曜日です。(コロナ対策をしっかりしてね。)

 

「博士の愛した数式」 小川洋子著

数時間で読み終えて、まったく疲労感がない。

「センセイの鞄」の読後感の時とよく似た

ハラハラはしたが

最後は気持ちも軽くなって、温かい満足感に浸っている。

 

こんな風に

一気にどんどん読み進められたのは、

この本が

文章の間の行間がたっぷりとってあり

会話が短いのでその下は余白であり

目に疲れなかったから。

 

この本全体に流れる大きな要素「数式」

の定理や公理が出てきても

ぜんぜん煩わしく感じないで

それを一字一句ワクワク味わえた。

のは

読み終わったばかりの「素数の音楽」のおかげだ。

 

どうにか

ようやく

読み終えた

「素数の音楽」の中身の濃さと言ったら!

最後のページを読み終えて

本を閉じることなく

また

1ページ目から読み進めたくなってしまったほどだ。

 

肝心な素数の数式について

どうしてもなんとしてもまったく理解ができないのに、

心を打つ場面が何度もあり

こんな現実が存在していたんだ、といたく感動したので、

2回目読後には

頭脳の方にもちょっとだけ沁みるのではないか と期待しているのだが。

 

本自体が古いせいで

紙が劣化でそこはかとなく茶色い

うえ、

文字の印刷が薄くて、

本を開けた途端、ふーーむ 意気消沈。

老眼の目には

長く読み続けるのは、非常に困難。

 

「博士の愛した数式」くらい

行間と余白があったなら、どんなに楽だったろう、、。

 

それでも

また読んでみたい!と思わせる程、内容が面白い。

 

数学世界の天才たちのお顔を写真で見ると、

みんながみんな

おでこ(前頭葉)の幅も長さも広く、普通より前にせり出している。気がする。

その部分に

凡人では思いつかない一瞬の創造力、想像力、ひらめき要素があるのか。多分。

 

「博士の愛した数式」

読み終えて、

博士もさることながら

ルートの存在の大きさに胸を打つ。

やっと読めた満足感でいっぱいだ。が、

なんと映画もあるというではないか。

 

そのキャストが

博士 ー寺尾聡 

私 ー深津絵里 

(大人になった時の)ルート ー吉岡秀隆 

博士の義姉 ー浅丘ルリ子とは!!!

 

個人的な意見ですが、

博士は寺尾聡だと若々しすぎて、本の描写にある病弱な60代には、、、見えない。

もっと骨の細い感じが良いなぁ。

たとえば、、といって適役の俳優さんは思いつかないが。

 

私の通ったY高校時代にいらした先生たちの中に

博士を見出す。

同じ木村姓なので

あ~先生と呼ばれていた声も小さく線の細いお姿

世界史を習ったま~先生のハンサムなお顔立ち

このお二人を60代にまで老けさせて足して2で割ったような風貌。 

これぞ博士のお姿になります。

高校時代の先生って

みんな「おじさん」というくくりでしか見てなかったけど

自分が10代だったから で

今思えば

30代40代と若かったんですねぇ。

信じられないくらいユニークな方たちもいたなぁ。しばし過去に飛ぶ、、、。

 

 

さてさて

「素数の音楽」は

「博士の愛した数式」を忘れないうちに

また再読したい。

面白い本です。

 

友人から送られてきたシクラメンの写真。

 

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