こんにちは、ちえママです。
先日は
H中学校のあるT駅近くの「つるや」というお店で
中学女子仲間5人でランチ会。
はたから見たら
前期高齢者の私たち
おばあちゃんと呼ばれるようになった今も
話が始めれば
気質や性格は中学の頃のまま、
本当に、
変わらないものです。
かくゆう私も
きっとそうなのであろう。
2月のせんのつぼ「昭和歌謡の会」で再会
を約束しました。
またまた、つぼみが開いてきました、楽しみです。
生命誕生その2
宇宙由来のアミノ酸が生命の起原となったとするパンスペルミア説が有力視されているが、
中沢氏は否定的だ。
生命誕生2
これらの目標はもちろん挑戦的で魅力ある研究目標ですが、
モンモリロナイトを“面白い"と思った背景には、もう一つ別の、
深層心理のように記憶の底に沈んでいた青年期の自学自習の影響がありました。
「原始的な酵素の機能は粘土鉱物モンモリロナイトが果たしていた」とのJ.D.バナールの言です(『生命の起源、その物理学的基礎』J.D.バナール、山口・鎮目訳、岩波新書、1952)。
生命の起源に興味を持った青年期に、オパーリンやシュレーディンガーやバナールなどの名著を読んで学習しましたが、
それらの「青春の書」は、その後の研究生活の中でずっと忘れていました。
研究人生の後半に差しかかって、「面白い」研究テーマを探す中で、意識下のそれらがうごめいたのです。
モンモリロナイトを研究することで生命起源の謎に挑戦できるかも知れない、と感じたのです。
ですから、「生命誕生」にかかわる研究をはじめた“動機"は? との御質問には、
記憶の底に沈んでいた“青春の書"、すなわち青年期の疑問だったとお答えしたわけです。
新組織の立ち上げは、動機ではなく、契機でした。
──単刀直入にうかがいます。科学で「生命起源の謎」を解明できるのでしょうか?
中沢:もちろん、できると思います。
それが何時か、を予測することはできませんが、なぜ生命が発生するか、の物理的理由がわかり、
生命が発生した頃の地球環境の解明が進み、物質科学で自己組織化の研究が進み、
さらに万能細胞の研究など生命機能の開始のメカニズムが医学・生命科学分野でわかるようになれば、
謎が謎でなくなる日は遠くないと思っています。
──キリスト教をはじめとして、生命は神によって創造されたと信じる人が少なくありませんが、こうした考え方について中沢先生はどのような感想をお持ちですか?
中沢:インテリジェント・デザイン論ですね。
生命の起源をはじめ、宇宙や自然界の複雑な構造や機構など、
「なぜそうなるのか?」、現在の科学では完全に説明できないことが多いので、神のような超自然の何かが、意図や構想をもって創造したと考える人たちがいることは承知しています。
現在の科学で説明できないことは、もちろんたくさんあります。
しかし、だからと言って将来にわたって説明できないわけではありませんから、
いま説明できないことを根拠に、超自然の何かの意図があると考えるのは思考の短絡だと思っています。
本書の中では、おなじような理屈でパンスペルミア説(生命の宇宙起源論)を否定しました。
進化論で言えば、
「なぜ生物は進化するのか?」という疑問に、これまでの進化論は答えてきませんでしたので、
この精緻なメカニズムは「神か神のような超自然の意図」の事例の一つと言われています。
でも、
自著宣伝になって恐縮ですが、本書では進化する理由を、「地球エントロピーの低減」という物理現象ではっきり説明できました。
神の意図がなくても、
地球が熱を放出してエントロピーが減少する限り、生物や生物界はより複雑な構造に進化しなければならない物理的必然性があるのです。
進化は、地球が熱を放出し切るか、あるいは太陽が膨張して地球の熱が放出できなくなる時まで続くでしょう。
超自然現象と見えるのは科学の未熟のせいだと考えるのが科学の立場だと思っています。
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