今回紹介する本は

 

 

 

塩谷直也さんの「視点を変えて見てみれば 19歳からのキリスト教」

 

 

豊富なイラストとともに、キリスト教を楽しくわかりやすく解説

「もしも神がいるならば、この世界はどう見えるだろう?」 キリスト教に初めて触れる大学生たちに福音の真髄を伝え続けてきた、著者ならではの入門書。自由、祈り、贖罪、復活などの基本を、楽しく学べる全15章。若者はもちろん、大人にも高齢者にもおすすめ。

 

 

 

 

 

『急にキリスト教の本を紹介するなんて、宗教勧誘か何かか?』

 

とお思いかもしれないが、

 

安心して下さい、違いますよ。

 

キリスト教を布教したい訳でもない。

 

 

 

 

 

この間、同じマンションに住む小学校からの幼馴染から

 

「これ読んでみ?おもろいよ」

 

と渡され、『ふーん』くらいにしか思っていなく、

 

ぶっちゃけ読むか迷うなーって思っていましたが、

 

最近時間に余裕ができたこともあり、100ページほどしかないから読んでみるかと思い立ったところ、

 

案の定2〜3時間くらいで読み切れました。

 

 

 

 

 

 

「宗教」と聞くと、

 

どうしても宗教勧誘のおばさんやオウム真理教を想起してしまいがちで、

 

個人的にはめちゃくちゃプラスのイメージを持っている訳ではなかったが、

 

この本を読んで

 

「信仰する」ということの本当の意味や

 

「神様がいる」と考えたら、生き方はどう変わるのか

 

というのを少しは理解できたのかな、と。

 

 

 

 

 

 

そもそも、僕はどちらかと言うと「神様を信じている派」寄りの人間というか、

 

明確に何かを崇めたり何がに縋っている訳ではないが、

 

例えば、ほんの些細なことだけど、道端に落ちてるゴミを拾うだとか

 

世の中的には大して役に立つことはしてないけど、

 

『きっと誰か(神様のような存在?)が見てくれてるし、いつか良いことが自分に返ってくればなー』

(決して見返りを求めている訳ではない!)

 

という気持ちで日々を過ごしています。

 

 

 

 

で、それで実際に良い報いが返ってきたって思える経験が何度かありまして。

 

(特に高校野球部の最後の夏の大会初戦で私立強豪校と当たり、1-7から8-7で逆転サヨナラ勝利をした時は、部員全員が落ち葉拾いとゴミ拾いを沢山やってきた甲斐があったなーと思った、はず!

 

恥ずかしながら、僕は三塁コーチャーで毎イニング亡き父がいるであろう空に向かって『父さん、お願いチームを勝たせて!』と願っていた。)

 

 

 

特に、受験の日とか就活での大事な面接の前とかはよくお守りを握りしめたり、仏壇の前に手を合わせたりして

 

『無事合格しますように』と願を懸けています(ある意味、これも宗教の一種なのかもしれない)。

 

 

 

 

そんな僕だからこそ、本に書かれていたことにすごく納得できる部分があったし、

 

この本を貸してくれた幼馴染が今まで出会った人の中で一二を争うほど優しくて

 

人脈も広くて色んな人から頼りにされている人気者なのだが、

 

そういう人だからこそ、この本を心の底からオススメ出来たのかなーと勝手に1人で納得してました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その納得した部分やハッとさせられた部分を最後に2つ紹介します。

 

 

 

 

 

「自分を愛してくれる人を愛したところで、あなた方にどんな恵みがあろうか。罪人でも、愛してくれる人を愛している。

ーーー

しかし、あなた方は敵を愛しなさい。人に善いことをし、何も当てにしないで貸しなさい。そうすれば、たくさんの報いがあり、いと高き方のことなる。」(ルカ6章32-35節)

 

 

 

今まで

 

『自分を大切にしてくれる人だけを大切にすればいい』

 

という精神で生きてきたがために、ハッとさせられました。

 

 

 

 

親や友人、先生・恩師などに対して恩返しすることも大事だけど、

 

それだけがあなたのやるべきことじゃないよ、と。

 

もう1段階人間として成長するには、(言い方は悪いが)自分にとってどうでも良い人にも親切にしなさい、と。

 

 

 

これはなかなかやろうと思ってもできるもんじゃないので、日々鍛錬を積むしかないですな。

 

 

「知らない他人に手を貸してもらえたのに
知ってる人間にしか耳を貸さない
僕はなんて この僕はなんて乏しいのだろう」(マカロニえんぴつ「メレンゲ」より)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私たちは確かに、愛する人からの誘いに「はい」と素直に言いたい。しかし、本当の「はい」を言うためには、「いいえ」と言える自由が必要。ただそのためには、「いいえ」と言っても相手からの評価は変わらないし、見捨てられることもない、との信頼が必要となります。

 

 

 

これが成り立つ人こそが、真に親友・恋人と呼べるんじゃないかと。

 

 

確かにどうしても

 

『断って嫌われたらどうしよう』

 

って考えてしまう時があるけど、そう思っちゃう内はその人とは親友じゃないんだなーと、

 

 

ちょっと辛辣だけど、なんとなく合点がいく。

 

 

 

 

これをキリスト教信仰に置き換えると、

 

知識を得たり、考えに同意するだけでは「信仰している」とは言えず

 

イエス・キリストへの献身、すなわち

 

『多少のことで神は俺を裏切らない』

 

と確固たる自信を持てる状態を「信仰している」と言うんだと。

 

 

ふむふむ、奥が深い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

てな感じで、

 

個人的に今後の人生に影響を与えてくれるような言葉が沢山詰まってたので

 

すごい勉強になりました。

 

 

 

キリスト教に興味ない人でも、

 

神様を信じていない人でも、

 

この本を読んだら、もしかしたら考え方が変わるかもしれないので

 

興味ある方はぜひ読んでみて下さい。

 

 

 

では、また。

 

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