ある日の朝食 No.58
私の同僚に、○○さんという人がいます。
彼は、今年に入ってから殆ど毎日、昼食は弁当を持ってきています。
弁当といっても、世間一般がイメージするところの「弁当箱に入った食べ物」
ではなく、無骨な袋に入ったベーグルと、これまた飾りっけもなにもあったもんじゃないような
本人曰く「100均で買った」という容器に詰めた、何やら得体の知れない食べ物です。
彼は私が、その得体の知れない食べ物についての説明を求めようとすると
いつも「カレー」の一言で済まそうとします。
それは、私が知る「カレー」とは全くの別物でありましたが
彼はそれ以上の説明を拒む、というような言い方で
憮然と言い放つので、いつもそれ以上突っ込んできくことはできませんでした。
<新・冷やし豆カレー・ベーグル>
ある日、彼が何やらスマートフォンをいじっていたので
こっそり様子を伺っていると、どうやら彼はツイッターをしているようでした。
私は今まで彼がツイッターをしていることを知りませんでした。
それだけでなく恐らくここの誰も
彼がツイッターをしているなんてことを、知らないに違いありませんでした。
私は俄然、彼が皆に隠れてどんな呟きを漏らしているのか、興味が沸きました。
そこでこっそり彼のアカウントを盗み見て、帰宅してから検索にかけてやったのです。
すると、なんということでしょう。
そこでブツブツと呟きを漏らしている彼は、私の知る彼とは全くの別人。
一言でいえば変人としか言いようのない人間でした。
彼はなぜだか仙人というニックネームでTL上に存在していましたが
変人の間違いではないかと私は思いました。
<今までのフムス風な冷やし豆カレーではなく、ヨーグルト&タマリンドがベースのカレー。辛さは主にグリーンチリで調整。トッピングでレーズン。自分なりにかなり美味しくできたと思う>
更に、彼はブログまでやっていました。
そこで「ある日の朝食」なんていう小洒落たタイトルで
あの得体の知れない「カレー」をネット上の不特定多数の人に公開していたのです。
しかも、私にはいつも「カレー」の一言で済まそうとするくせに
見知らぬ誰かには割りと詳細な説明付きで、その物体Xを解説しているとは、中々癪にさわります。
次の日、いつもようにおもむろにベーグルと容器を袋から取り出し
昼食をとり始めた彼に「今日のお昼は何ですか?仙人さん」と私は尋ねてやりました。
彼はビクッと肩を震わしてから「なんで知ってる」と訝しげに聞き返してきました。
「そんなことは些細なことです。それより、質問を質問で返さないでください」
主導権はこちらにあることを彼も理解したようで、渋々答えました。「カレー」
<甘くて酸っぱくて辛い。これは良いカレーだ。冷やしとは言うものの、温めで食べなければ、キンキンに冷やさなくても美味しい。ベーグルにも勿論合うし言うこと無し>
この期に及んで聞きあきた台詞を繰り返す彼に若干苛つきながら
「詳細な説明を求めます。ブログで不特定多数の人に書いているくらいには、詳細な説明を」
と私は言い放ちました。
彼は元来プライドが高く唯我独尊。
私にこのような不遜な物言いをされるのは相当な屈辱でしょうが
さすがに現在のパワーバランスを正確に把握しているようで
悔しそうに視線をはずしながらも
再び口を開いて説明を付け加え始めました。
彼は、今年に入ってから殆ど毎日、昼食は弁当を持ってきています。
弁当といっても、世間一般がイメージするところの「弁当箱に入った食べ物」
ではなく、無骨な袋に入ったベーグルと、これまた飾りっけもなにもあったもんじゃないような
本人曰く「100均で買った」という容器に詰めた、何やら得体の知れない食べ物です。
彼は私が、その得体の知れない食べ物についての説明を求めようとすると
いつも「カレー」の一言で済まそうとします。
それは、私が知る「カレー」とは全くの別物でありましたが
彼はそれ以上の説明を拒む、というような言い方で
憮然と言い放つので、いつもそれ以上突っ込んできくことはできませんでした。
<新・冷やし豆カレー・ベーグル>
ある日、彼が何やらスマートフォンをいじっていたので
こっそり様子を伺っていると、どうやら彼はツイッターをしているようでした。
私は今まで彼がツイッターをしていることを知りませんでした。
それだけでなく恐らくここの誰も
彼がツイッターをしているなんてことを、知らないに違いありませんでした。
私は俄然、彼が皆に隠れてどんな呟きを漏らしているのか、興味が沸きました。
そこでこっそり彼のアカウントを盗み見て、帰宅してから検索にかけてやったのです。
すると、なんということでしょう。
そこでブツブツと呟きを漏らしている彼は、私の知る彼とは全くの別人。
一言でいえば変人としか言いようのない人間でした。
彼はなぜだか仙人というニックネームでTL上に存在していましたが
変人の間違いではないかと私は思いました。
<今までのフムス風な冷やし豆カレーではなく、ヨーグルト&タマリンドがベースのカレー。辛さは主にグリーンチリで調整。トッピングでレーズン。自分なりにかなり美味しくできたと思う>
更に、彼はブログまでやっていました。
そこで「ある日の朝食」なんていう小洒落たタイトルで
あの得体の知れない「カレー」をネット上の不特定多数の人に公開していたのです。
しかも、私にはいつも「カレー」の一言で済まそうとするくせに
見知らぬ誰かには割りと詳細な説明付きで、その物体Xを解説しているとは、中々癪にさわります。
次の日、いつもようにおもむろにベーグルと容器を袋から取り出し
昼食をとり始めた彼に「今日のお昼は何ですか?仙人さん」と私は尋ねてやりました。
彼はビクッと肩を震わしてから「なんで知ってる」と訝しげに聞き返してきました。
「そんなことは些細なことです。それより、質問を質問で返さないでください」
主導権はこちらにあることを彼も理解したようで、渋々答えました。「カレー」
<甘くて酸っぱくて辛い。これは良いカレーだ。冷やしとは言うものの、温めで食べなければ、キンキンに冷やさなくても美味しい。ベーグルにも勿論合うし言うこと無し>
この期に及んで聞きあきた台詞を繰り返す彼に若干苛つきながら
「詳細な説明を求めます。ブログで不特定多数の人に書いているくらいには、詳細な説明を」
と私は言い放ちました。
彼は元来プライドが高く唯我独尊。
私にこのような不遜な物言いをされるのは相当な屈辱でしょうが
さすがに現在のパワーバランスを正確に把握しているようで
悔しそうに視線をはずしながらも
再び口を開いて説明を付け加え始めました。
ある日の朝食 No.57
最近、インド料理は外で食べるもの!
のような気がしてきて、自分では専ら創作カレーばかり作っていたが
インド料理の本を見ていると、やっぱり作りたくなってくるから不思議だ。
<海老のダンサク、白瓜の浅漬け、ベーグル>
まぁ不思議でも何でもなくて、インド料理に限らず
レシピ本云々を見ていると、その料理を作りたくなるのは
良くある話である。
イタリアンの本を見ればイタリアンが作りたくなるし
フレンチの本を見ていればフレンチが作りたくなる。
家にあるレシピ本の中で作りたくならない本は
昔のダイエット時に買ってしまった
楽やせレシピ、とか言う本だけである。
あれはもう使いたくないな・・。
<先日は青瓜だったが、今回は白瓜。何れにせよ夏は瓜類が美味い。七味をかけると味わいが増す>
というわけで、今回はインドはゾロアスター教のお料理として有名
らしい、ダンサクなるものを作ってみた。
ジャイナ教徒の方のお店はあったが
ゾロアスター教のお店はまだ、東京でも聞いたことが無いですな。
インド料理は宗教が料理と密接に関わっているから
初訪問のお店では、シェフやオーナーさん達の信仰宗教は気になる。
<拝火教徒の代表的な料理・・らしいダンサク。要は豆と野菜のペーストで作ったマサラベースに海老と香菜とミントとかを混ぜ込んで仕上げにレモンを適宜かけて食べる料理みたいなんだけど、初めての割に結構旨く出来て良かった>
で、このダンサクがどうしてゾロアスター教の代表的料理なのか
そこは申し訳ないが知らない。
というか、知ってたら誰か教えてほしい。
まぁしかし、知らなくても料理は作れるので今回は作ってみた。
結論から言うと、これはかなり好きな味だ。
<なにせブラックタイガーが2パック900円だったから死ぬほど海老だらけに出来た。こんなに海老を食べるのは久しぶり。外で食べたら幾らくらいだ・・とかつい卑しいことを考えてしまう。このカレー、ミントとホールコリアンダーの爽快感がレモンとの相乗効果で一気に跳ね上がる。爽やかで非常に夏向きと言えるカレーだ。美味し>
豆のペースト+具材+柑橘系の酸味を加える料理がダンサク
という理解の仕方だったのだけれど、当ってるのかな?
肉を入れるのがポピュラーみたいだけれど
私が見たレシピ本は海老を使っていたのと
その日、非常に海老が安かったのと相まって
今回は海老のダンサクにしてみた。
そういえば、私がシーフードカレーを作るのは珍しいな。
大概、肉か野菜か豆で魚介はあんまり使わないもんな~。
ミントとホールコリアンダー+レモンの相乗効果はよろしく
非常に爽快感のある夏向きメニューだと思う。
ホールコリアンダー、使い過ぎは辟易するんだけれど
巧く使えばこうなるのか~、というような発見もあって
中々勉強になった。
因みにこれ、酸味もあるし爽やかだから
もりもり食べてしまうけれども
豆のペーストのグレービーだから
食べていると急にお腹が重たくなる。
食べすぎには要注意だが
腹もちが良いので、朝しっかり食べたい派の私には向いてるのかも。
のような気がしてきて、自分では専ら創作カレーばかり作っていたが
インド料理の本を見ていると、やっぱり作りたくなってくるから不思議だ。
<海老のダンサク、白瓜の浅漬け、ベーグル>
まぁ不思議でも何でもなくて、インド料理に限らず
レシピ本云々を見ていると、その料理を作りたくなるのは
良くある話である。
イタリアンの本を見ればイタリアンが作りたくなるし
フレンチの本を見ていればフレンチが作りたくなる。
家にあるレシピ本の中で作りたくならない本は
昔のダイエット時に買ってしまった
楽やせレシピ、とか言う本だけである。
あれはもう使いたくないな・・。
<先日は青瓜だったが、今回は白瓜。何れにせよ夏は瓜類が美味い。七味をかけると味わいが増す>
というわけで、今回はインドはゾロアスター教のお料理として有名
らしい、ダンサクなるものを作ってみた。
ジャイナ教徒の方のお店はあったが
ゾロアスター教のお店はまだ、東京でも聞いたことが無いですな。
インド料理は宗教が料理と密接に関わっているから
初訪問のお店では、シェフやオーナーさん達の信仰宗教は気になる。
<拝火教徒の代表的な料理・・らしいダンサク。要は豆と野菜のペーストで作ったマサラベースに海老と香菜とミントとかを混ぜ込んで仕上げにレモンを適宜かけて食べる料理みたいなんだけど、初めての割に結構旨く出来て良かった>
で、このダンサクがどうしてゾロアスター教の代表的料理なのか
そこは申し訳ないが知らない。
というか、知ってたら誰か教えてほしい。
まぁしかし、知らなくても料理は作れるので今回は作ってみた。
結論から言うと、これはかなり好きな味だ。
<なにせブラックタイガーが2パック900円だったから死ぬほど海老だらけに出来た。こんなに海老を食べるのは久しぶり。外で食べたら幾らくらいだ・・とかつい卑しいことを考えてしまう。このカレー、ミントとホールコリアンダーの爽快感がレモンとの相乗効果で一気に跳ね上がる。爽やかで非常に夏向きと言えるカレーだ。美味し>
豆のペースト+具材+柑橘系の酸味を加える料理がダンサク
という理解の仕方だったのだけれど、当ってるのかな?
肉を入れるのがポピュラーみたいだけれど
私が見たレシピ本は海老を使っていたのと
その日、非常に海老が安かったのと相まって
今回は海老のダンサクにしてみた。
そういえば、私がシーフードカレーを作るのは珍しいな。
大概、肉か野菜か豆で魚介はあんまり使わないもんな~。
ミントとホールコリアンダー+レモンの相乗効果はよろしく
非常に爽快感のある夏向きメニューだと思う。
ホールコリアンダー、使い過ぎは辟易するんだけれど
巧く使えばこうなるのか~、というような発見もあって
中々勉強になった。
因みにこれ、酸味もあるし爽やかだから
もりもり食べてしまうけれども
豆のペーストのグレービーだから
食べていると急にお腹が重たくなる。
食べすぎには要注意だが
腹もちが良いので、朝しっかり食べたい派の私には向いてるのかも。
ある日の朝食 No.56
どうやら、関東は梅雨入りしたらしい。
まだ五月だと言うのに梅雨とは
些か時期尚早!と言いたくなるが
コレも自然のなせる業、神ならぬ身の上の我々にどうこう出来る筈もない。
とにかく暫くは、傘の手放せない日が続きそうである。
<冷やしトマトカレー、ベーグル>
私は「最近の音楽」というのには
ごく一部のジャンルを除いて疎いが
誰か好きなミュージシャンを挙げろと言われれば
男性なら、スガシカオ氏を挙げる。
私は彼のファンなのである。
<今までで一番旨く出来たと思う。が、トッピングがセロリの葉なのは締まらないな。画竜点睛を欠いたか・・>
そのスガ氏の曲の中に「ファンカゲリヲン」という曲があって
これは非常に梅雨時に聞くに相応しい曲であると
私は思うのである。
まぁザックリと言ってしまうと
スガ氏が如何に、梅雨時の六月が嫌いかが分かる歌詞の曲なのだが
残念ながら聞いても気分が晴れやかになるとか
そういう類の曲ではない。
<これ本家は御飯と食べるが、私は勿論ベーグルと食べる。インディカ米との相性もいいがベーグルとのコンビも中々。流石万能食>
ただ、梅雨ってうっとしいよね~
なんかもやもやするよね~
あ~、なんか世界を壊したくなってきた~
という気分を代弁してくれているようで
私は結構この歌が好きなのである。
でも、スガ氏と同じく梅雨と六月は嫌いなので
早くこんな日が終わってくれることを希う。
因みにスガ氏が某エヴァンゲリ○ンのファンであることは有名である。
まだ五月だと言うのに梅雨とは
些か時期尚早!と言いたくなるが
コレも自然のなせる業、神ならぬ身の上の我々にどうこう出来る筈もない。
とにかく暫くは、傘の手放せない日が続きそうである。
<冷やしトマトカレー、ベーグル>
私は「最近の音楽」というのには
ごく一部のジャンルを除いて疎いが
誰か好きなミュージシャンを挙げろと言われれば
男性なら、スガシカオ氏を挙げる。
私は彼のファンなのである。
<今までで一番旨く出来たと思う。が、トッピングがセロリの葉なのは締まらないな。画竜点睛を欠いたか・・>
そのスガ氏の曲の中に「ファンカゲリヲン」という曲があって
これは非常に梅雨時に聞くに相応しい曲であると
私は思うのである。
まぁザックリと言ってしまうと
スガ氏が如何に、梅雨時の六月が嫌いかが分かる歌詞の曲なのだが
残念ながら聞いても気分が晴れやかになるとか
そういう類の曲ではない。
<これ本家は御飯と食べるが、私は勿論ベーグルと食べる。インディカ米との相性もいいがベーグルとのコンビも中々。流石万能食>
ただ、梅雨ってうっとしいよね~
なんかもやもやするよね~
あ~、なんか世界を壊したくなってきた~
という気分を代弁してくれているようで
私は結構この歌が好きなのである。
でも、スガ氏と同じく梅雨と六月は嫌いなので
早くこんな日が終わってくれることを希う。
因みにスガ氏が某エヴァンゲリ○ンのファンであることは有名である。