seawind



愛読しているCDレビューブログの管理人さんから是非音楽のことも書いて下さいよ!と言われたので、少ない自分の蔵盤を今の自分の気分に合わせて紹介したいです。
まあ、ベタなモノばかりですが、そこはご愛敬。
とりあえず一発目はわかりやすいところで「Seawind」。

Seawindは小学生の頃に、姉がよく聴いていました。
当時「ザ・ベストテン」の歌謡曲をピアノでコピーすることに血道を上げていた私にとって、「ああ、オトナの音楽だなー。洋楽って。」という憧れのサウンドでした。
それに、全編を彩るメロウなサウンドの正体は何だろう?このピアノのフレーズでピアノの音じゃないものはなんだろう?と、姉に聞いてみたところ
「これはローズという楽器なのよー。ま、電気ピアノみたいなモノかしらね。」
とのこと。
なんでピアノが薔薇(ローズ)なんだろうと、不思議に思ってました。
今思うと、さらりと小学生の弟にそんなことを教える姉もたいがいのマニアですね?(笑)

でも、このラリーウィリアムス奏でるローズサウンドが自分のオトナ基準であるメロウグルーブの礎になりました。
後にクインシー・ジョーンズのサックスプレイヤーの欄にラリーの名前があって、「向こうの人は同姓同名の人が多いのかなー」と間抜けに思ったものでした。
いやはや、ラリーがこんなに器用なヤツとは!(キーボード・サックス・ジェリーと共にホーンアレンジを担当)
学生時代に、このアルバムに収録されている「He loves you」を演奏したときにうれしさと懐かしさと難しさとなじみやすさを感じたことが今でも忘れられないですねー。
「ああ!俺もオトナだよ!オトナ!」って(笑)

この、アルバムのサウンドについては当時の大野雄二(ルパンのサウンドの人ね)にとっても影響を与えたというのも納得なメロウクロスオーヴァーですね。
CTIレーベルというのも頷ける一枚ですね。
He Loves You
The Devil Is A Liar
といったハイライトは未だに琴線ジャカジャカ鳴りまくりです。
若きジェリーヘイ(スーパートランペッター)やラリーのタイトなホーン隊、かっちりとしたリズム隊、そしてポリーンの訛り激しいコケティッシュな歌。胸きゅんだ!
何度も出てくる「He loves you」のジェリー・ヘイのフリューゲルホーン(トランペットの甘い音色のやつ)ソロは、未だ超えるものはないですね。
(そう!インコグニート「Still a friend of mine」のゲルホンソロはコレがやりたかったのでしょうね!)
まあ、これからの暑い季節、このアルバムとALIVE!(「SKINDO LE LE」で有名)等といったメロウサウンドで感傷的に夏を過ごそう!といったオトナぶるのもよろしいのでは?

あーなんかたくさん書いちゃったねー読みづらくてすみません!

whitegarden


一発目は私の大部分が構成されている「マンガ」です。
90%マンガ・8%ゲーム・2%音楽ですね。
ということで、

ホワイトガーデン

心の中の宝石箱にしっかりと残っている作品です。
まわりの友人たちには、「切なすぎて読むのが辛い」
と、あまり評価は高くありません。
けれども、私自身の解釈としては、
「時間も場所も全く違っても、確実に彼の想いは
 主人公の少女に伝わり、そして彼女の世界を
 確実に変えることができた奇跡」
というところが、ある種のハッピーエンドなのかな。
と、自分の中の琴線かき鳴らしています。

この「ホワイトガーデン」と「シミュレイション」は
いつか映像化されているのを見たいな。
いつか映像化してみたいな。

と、ぼんやりいつも思っています。