近所に住んでいる、父の上司。
そこの後妻さんにいらした方が、なんと歌舞伎俳優、片岡仁左衛門さんのお姉さまでした。
お嫁にいらしたときは「たかたま」ブームの最中。
高校生のくせに歌舞伎ファンだった友達が
「(背の高い)玉三郎が腰を折らずにいられるの!やっぱり孝夫さんは最高のお相手!」
と熱弁していたのを覚えています。
彼女の影響も受けてすっかり孝夫さんファンになっていた私
当時上演していたハムレットを観に行きたくてしかたありませんでした。
その孝夫さんのお姉さまが、お嫁にいらしたのです。
ミーハーな私は、すぐにサインをおねだり(笑)
どきどきして待つこと数日。
手元に届いた色紙には。
『片岡仁左衛門』
当時ご健在だったお父様ではありませんか。
いやいやいや。
これはこれでとっても貴重で有難いんだけど
欲しいのは孝夫さんで…
仁左衛門さんになったのは奥様のお心遣いだろうと
とても本心が言えず、そのままになっておりました。
そして25年が過ぎ
このお正月、母が突然この色紙を飾ろうと思い立ったことから、真実が発覚しました。
実は「仁左衛門ですか?孝夫ですか?」って聞いてくださってたんですって。
それを母が「仁左衛門さんです!」ってきっぱりと。。。
頼むなら仁左衛門さんのサインでしょう!って母よ。
私は本当に孝夫さんが好きだったんだよ。。。
これがその色紙です。
太陽は 余りにまぶし 雪とける
って書いてあるはず。たぶん(笑)

