力と 沙羅の出会い part2

※part1はこちら


沙羅が帰り、
他の子供達も皆かえったあと・・・・

力は 呆然としていた。

こんなところで

自分が最も愛した女 沙羅 と出会えるなんて 思っていなかったからだ。

力は、輪廻転生、全ての魂の生きてきた時代を覚えている。

力の生きた時代は、
飛鳥、平安、戦国、琉球時代 4時代にまたがる。

その内の、3つの時代を 沙羅とともに夫婦として生きてきた。

『沙羅にまた、出会えるなんて・・・沙羅、沙羅、沙羅・・・』

両手で顔面におおい

両目から溢れてくる涙を おさえきれず

大きな声をだしながら ひたすら 泣いた。泣き崩れた。

今世の前の時代。

琉球時代。
力と 沙羅は 死に別れた。
夫婦は、将来的には、琉球王朝の王座につくような位置にいた。

しかし、力は 無念にも殺された。

力は、今世同様、超人レベルの知能を持ち合わせていた。
だからこそ、勢力争いの中、殺された。

そんな死に別れた 妻が 今の今まで 同じ空気をすっていた。

すぐにでも、触れられる距離にいた。

あの頃の無念と悔しさと申し訳なさと

同時に

会えた喜びと 昔の沙羅の可愛い面影のままでいてくれたことと

様々な感情にのまれながら

最終的には 神に感謝した。

「はーーーーー」っと、大きく息を吐いた。

体中の涙が 枯れるくらいに この大男は泣いた。

そして「神に感謝します。今世もまた 沙羅とともに 生涯をつくすでしょう」

彼はまた、改めて、沙羅を妻にすることを心に決意したのだった。

それが、二人の出会いだった。
力の そんな思いも 知らない 沙羅
沙羅の思いも知らない 力

二人が また引き合うのには そう時間はかからなかった。


※ このブログは 「ファンタジー小説」です。
  全てフィクションです。






力 と 沙羅 の 二人の出会い~Part1~


力と 沙羅の 二人の出会いは

力が主催する 寺小屋での 出会いからだった。


力 の主催する この寺小屋。

地元民から、かなりの定評があり、
泣く子も笑う ユニークで面白い勉強の仕方を教えてくれるとして有名である。

それもそのはず。

力は 文武両道、全ての分野において 精通していて
不得意分野が本当にない。

かといって、普段の会話もざっくばらんで、面白く、笑いが絶えない。

また、何より、
ほとんどボランティアで勉強を教えているため、お母様方からさらに人気たかし。

有名中学、高校、大学と、多くの卒業生を輩出している。

ただし、基本的には、力 は 超多忙。
力 のいるときに 力のペースで 寺小屋は開催されるので、
生徒達も必死に そのときそのときの 時間に学ぶ。

だから、より、いい相乗効果が生まれるのかもしれない。


そんな話を聞きつけた 沙羅の親が 沙羅に行くように勧めた。

当時、沙羅は 18歳。
大学受験を控えているものの、父とのいざこざで、全く勉強に集中できない頃だった。

母がそれを心配して、この寺小屋に、「とりあえず、行ってみたら」と勧めたのだ。

沙羅は
週末、その寺小屋に足を運んでみた。
決して、乗り気だったわけではない。
けれども、実際、全く勉強も進んでないし、やる気もなくて、気分転換にと行ってみた。

そして、
マンションの1室を使った 寺小屋に到着。
ピンポンを押した。

沙羅「沙羅です。よろしくお願いします」。
インターホンに答えた。

無言で、力が 出迎える。
このとき、力 は 沙羅をにらみつけるように凝視していた。

沙羅のこのときの、力の印象は
『怖!やくざみたい・・・・』

一方、
力は、沙羅をみた瞬間に、

今までの全ての記憶がよみがえった。

沙羅と共に生きてきた
平安、戦国、琉球時代 全ての 時代 

二人で愛し合った全ての時間
二人でともに育ててきた子供達
二人で作り上げたたくさんの時間
二人でまぐわった美しい時間

全てが走馬灯のようによみがえった。

力は、『今すぐにでも 、沙羅を野原に連れていって、目合ひたい・・・』
そんな思いを、ぐっと飲み込んで、
沙羅をリビングへ通した。

約15畳くらいのリビングに 
横長の木のテーブルが何個かおいてあるだけのシンプルなお教室。

多くの子供達が頭つきあわせて 床に座って 必死にノートに教科書とにらめっこしていた。
子供達も小学生から高校生まで、様々な年齢や学校問わず、集まっていた。

沙羅も、空いている席に座った。
『こんなところで、本当に身がはいるのかしら・・・』

沙羅は、しばらくは、
力と 周りの子供達との会話や、やり取りをみていた。

力の導きに、 子供達は目を輝かせ うんうんとうなずきながら
時には ケタケタ笑いながら その光景を目の前に、

「やくざかと思ったけど、結構、可愛い笑顔になるのね。お目目くりくりだし、笑」

なんて、第一印象とは違う感覚が 溢れてくるのを感じた。

結局、その日は、数学の質問もほとんどせず、帰宅した。
『面白そう、だから、今度はもっと質問してみようかな』

沙羅の中にも、何かが芽生えはじめたようだった。

その頃の力は・・・・part2へつづく


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主な登場人物のキャラクター紹介です。

主人公

新谷 力・・・

工芸家。
週末や時間の空いたときに、ボランティアで、寺小屋 兼 道場の師匠をやっている。

新谷 沙羅の 夫でもあり、 ツインソウル。

様々な分野において、トップクラスの知能がある。
全ての過去生の記憶が鮮明あるため
漢文、古文、歴史、物理、数学、理科、科学など 全てに通ずる。
霊力、神通力もトップクラスにて、時々、近所のゴーストバスターもかってでる。

性格は 比較的穏やか。曲がった事、大嫌い。
    厳しさの中に愛がある今時にはいない先生肌。怒ると無言。


趣味は、音楽。作曲するのも得意。カラオケも実は好き、笑。


新谷 沙羅・・・

アロマセラピスト。
新谷 力 の 妻 でもあり ツインソウルでもある。

性格は、のんびり。責任感があり、働きもの。しっかりしてるところが長所。
    天真爛漫、自由奔放。
    素直すぎて、時々、力さんを怒らせて失敗する。
    気が弱く、泣き虫。
    
    力 ほど 過去生の記憶は鮮明ではないが、
    記憶をもったまま生まれた過去がある。

    又、神通力に富み、これもまた、クライアント達からは、定評がある。
    
趣味は、手芸、ダンス。


新谷 夫婦 の関係 

新谷 力 と 沙羅は ツインソウルでありながら、

平安、戦国、琉球、今世と 
4時代を超えて 時空をこえて

夫婦として、共存している。

なので、二人の会話は時々、時代をまたぐのが特徴。

基本的に仲良し、時代を超えて 相思相愛。
沙羅が、力 の地雷を踏まない限り、
怒らせない限り、喧嘩もほとんどない。






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