力と 沙羅の出会い part2
※part1はこちら
沙羅が帰り、
他の子供達も皆かえったあと・・・・
力は 呆然としていた。
こんなところで
自分が最も愛した女 沙羅 と出会えるなんて 思っていなかったからだ。
力は、輪廻転生、全ての魂の生きてきた時代を覚えている。
力の生きた時代は、
飛鳥、平安、戦国、琉球時代 4時代にまたがる。
その内の、3つの時代を 沙羅とともに夫婦として生きてきた。
『沙羅にまた、出会えるなんて・・・沙羅、沙羅、沙羅・・・』
両手で顔面におおい
両目から溢れてくる涙を おさえきれず
大きな声をだしながら ひたすら 泣いた。泣き崩れた。
今世の前の時代。
琉球時代。
力と 沙羅は 死に別れた。
夫婦は、将来的には、琉球王朝の王座につくような位置にいた。
しかし、力は 無念にも殺された。
力は、今世同様、超人レベルの知能を持ち合わせていた。
だからこそ、勢力争いの中、殺された。
そんな死に別れた 妻が 今の今まで 同じ空気をすっていた。
すぐにでも、触れられる距離にいた。
あの頃の無念と悔しさと申し訳なさと
同時に
会えた喜びと 昔の沙羅の可愛い面影のままでいてくれたことと
様々な感情にのまれながら
最終的には 神に感謝した。
「はーーーーー」っと、大きく息を吐いた。
体中の涙が 枯れるくらいに この大男は泣いた。
そして「神に感謝します。今世もまた 沙羅とともに 生涯をつくすでしょう」
彼はまた、改めて、沙羅を妻にすることを心に決意したのだった。
それが、二人の出会いだった。
力の そんな思いも 知らない 沙羅
沙羅の思いも知らない 力
二人が また引き合うのには そう時間はかからなかった。
※ このブログは 「ファンタジー小説」です。
全てフィクションです。
新谷 力・・・
新谷 夫婦 の関係