このグループはリバプールは突破確実だろう。残りの一枠を争うのはアヤックス、ナポリ、レンジャーズだが、

アヤックスが上がってくるだろうと予想する。テン・ハーグ前監督はマンチェスター・ユナイテッドへとステップアップしていったが、新監督の元でもスタイルはテンハグ流だろう。

このグループはアトレティコ、レバークーゼンがラウンド16へ進出するだろう。

毎年ある「死の組」。今回はグループC、優勝経験があるバイエルン、インテル、バルセロナが名を連ねる。

バイエルンは突破すると予想している。次にバルセロナと予想する。昨シーズン途中からCL優勝を経験したクラブのOB、シャビが監督に就任。シャビ監督の元、低迷していたバルセロナは見事上位復帰。クラブの顔、メッシは退団したが、欧州一を決める戦の準備は完了したようだ。

MF長谷部誠とMF鎌田大地を擁するフランクフルトとMF守田英正が所属するスポルティングの“日本人対決”にも注目のD組は、最も実力が拮抗したグループと呼べるだろう。GS突破の最有力はイングランドのトッテナムで「76%」。続いて昨シーズンのCLで決勝トーナメントに進出しているスポルティングの「56%」。その下に「37%」のマルセイユと「32%」のフランクフルトが控える構図となっている。フランクフルトも4番手としては今大会最高の確率を保っており、どこが突破してもおかしくなさそうだ。

E組は完全に“3強1弱”と考えて良いのだろう。最有力は突破確率「70%」のチェルシーだが、ドイツのザルツブルクも「61%」で肉薄しており、3番手のミランでも「56%」と十分に決勝トーナメント進出を狙える状況にある。こうしたグループは1つの取りこぼしが禁物のため、第1節から目が離せない。ちなみに初のCLグループステージ突破を目指すディナモ・ザグレブは「12%」のため、今回も敗退を余儀なくされるか…。  

日本代表のFW古橋亨梧やFW前田大然を擁するセルティックがヨーロッパ王者に挑むF組は、2位争いに注目だろう。前回覇者のレアル・マドリードが突破確率「81%」で抜け出しているため、残る1枠をライプツィヒ(65%)とセルティック(42%)が争う展開が予想される。鍵を握るのは、その両者が相まみえる第3節(10月5日)と第4節(10月11日)の連戦だろう。一方で、主力の流出が相次ぐウクライナのシャフタールは「12%」と苦戦必至か。

コペンハーゲンを除いた“3強”に思えるが、その3チームの中にも明確な序列があるようだ。悲願の初欧州制覇を目指すマンチェスター・Cは、GS突破の確率が驚異の「95%」。今回のGSで最高確率を誇っており、余程のことがない限り10シーズン連続の決勝トーナメント進出は堅いはず。2番手はマンチェスター・Cの新エース、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの古巣であるドルトムントで「63%」。そしてセビージャの「33%」、コペンハーゲンの「9%」と続いている。  

 

H組では、やはりパリ・サンジェルマン(PSG)「94%」が大本命と見られている。そして彼らに次ぐ2番手につけるのは、イタリアのユヴェントスではなくポルトガルの名門ベンフィカ「65%」だ。一方、8シーズン連続で決勝トーナメントに進出しているユヴェントスは「38%」でGS敗退が予想される。そしてマッカビ・ハイファには、C組のプルゼニに次いで今大会2番目に低い「3%」という絶望的な数字を付けられている。  

 

■優勝予想

   ベスト16からはトーナメント方式なので、何が起きてもおかしくないが、スーパーコンピューターの弾き出した確率が正しければ、ベスト8にはイングランド勢が4チームとも残るそうだ。さらに先を見ると、ベスト4の顔触れはバイエルン、マンチェスター・C、PSG、リヴァプール。そして来年6月10日のイスタンブールでの決勝戦は、バイエルンとマンチェスター・Cの対戦となり、バイエルンがミランに並ぶ通算7度目の欧州制覇を果たすようだ。    優勝確率を上から順番に見ると、バイエルン(21%)、マンチェスター・C(18%)、PSG(13%)、リヴァプール(11%)、レアル・マドリード(6%)、バルセロナ(4%)、アヤックス(4%)、チェルシー(3%)、トッテナム(3%)となっている。    王者レアルは5番手に甘んじているが、昨シーズンは開幕前の6番手予想から頂点まで上り詰めており、今シーズンも再び“下剋上”で15度目の優勝を果たす可能性もある。もちろん、その他のチームにもチャンスはあるはずだが、9番手のトッテナムよりも低い確率のチームが優勝することは考え難いかも…?