〇 雑草野にこぼれ種で開花
【思 う】
月1回オンラインでの参加ではあるが 本部有志の集い「吉田綾霊談集読書会」に参加させていただいて久しい。これは 長年吉田綾先生の人生における心霊指導を受けられた協会元理事 綿貫理明 先生のたっての希望であった。その背景には協会設立80年を迎えるにあたり 協会の今日までの歩みを振り返り 設立の原点を尋ねたところにあります。また当仙台研究会においても設立40年を経た現在においても毎月の研修会午前の勉強会は「吉田綾霊談集」の好みの項を代表が事前に深読みして読み聞かせる感じで読み上げ、それについて参加したみんなで座談するのです。このことは前理事の伊藤憲雄先生(副代表)と相談してみんなで決め、過去の心霊研究誌からの抜粋を含め二十年ほど前から進めてきました。笑い話でしょうか参加する心霊学徒はお歳を召され「吉田綾霊談集」を持ち歩くのは重くて大義と抜粋が賞賛されるようになり、今日では体裁よくした抜粋を勉強会資料として進めております。途中読み上げを参加会員相互で行う試みを行ったのですが、やはり準備する深読みによる理解力と読み聞かせる力には心霊の深い学びを重ねているところにあるのでしょう。
【勉強会】
一昨日の研修会における吉田綾霊談集(上)は52~55ページの●流転と因果関係の中の人生、●背後霊と一体で、●人間の自由意志と想念のはたらき 、について約一時間半座談しました。霊信は私たちに日常における生き方(心の有り様)をわかりやすくていねいに導いている。優れた霊媒(霊的能力者)による霊信で 啓示として私たちは享受している。これの積み重ね実践していくのが心霊学徒、下記の三つは当協会の帆柱であり 心底理解しなければならない大切なものである。
(1) 霊魂概念(知情意の働きを可能にし その心的経験の一切を内包しつつ 進化の過程を辿りゆく心的統一体である)
(2) 協会設立の理念五信条(スピリチュアリズム 下記抜粋参照)
(3) 協会のりと祓詞 守詞 祝詞(協会精神統一初に奏上)
【熱き想い】
私が学びたい心霊、心霊学徒として最も多感な時期に出会った至宝の一文である。
「心霊研究」誌掲載(1954年1月号)を要約紹介する。
【抜 粋】
心霊知識が教える:心霊家の五信条(正しい人生観・世界観により世界平和は生まれる)
〇 一切の万有は宇宙大精神の顕現である。
〇 各自の個性は死後に存続する。
〇 顕幽は緊密に連携し、相互間には交通が可能である。
〇 各自は因果律の支配を受け、その意思行動に対して絶対に責任を負う。
〇 各自は顕幽両界に渡り永遠に向上進歩の道を辿る。
これらの信念は 心霊現象を対象とした 心霊研究が教える諸知識の総合的結論とも言うべきものである。パラサイコロジー的な心霊研究と呼ばれるものは、今日では未だ純粋な心理学的研究であって、霊的な問題に触れることを避けている意味において、上記の思索とは縁の遠いものだが、スピリチュアリズム的な心霊研究においては、何の躊躇もなく、こうした信念の下にその歩を進めている。標題の「心霊知識」は顕幽両界を通じる人間の霊性生活を肯定する後者の立場から獲得されたものであることは言うまでもない。
パラサイコロジー、すなわち超心理学が心理学の飛躍的前進であり、必然的に人間の霊性に通じるものである点、心霊研究としての面目もあり、その価値も大きいが、任意に展開し得る心霊現象を研究の対象とせず、偶発的な資料のみに傾いている現状は、あながち科学的な霊媒が少ないというばかりが原因であろうか。真理の探究に性急は禁物とその方面の識者はいっているが、科学が単なる学識に終始するならば別として、こうした行き方で真の人生観、世界観を生むことは前途遼遠だと評する人も少なくない。(粕川章子)
【学 ぶ】
ハイズビル事件(1848年)を契機に心霊研究は全世界に広がり、多くの優れた霊信書が世に出た。
その中で、綾先生が昭和40年から十数年にわたり交信したのをまとめた霊談集は、私たちの日常生活におけるいろいろな心の動きを鍛えてくれる地道で親しみやすい書である。心霊を学ぶ多くの方々に知っていただき“生躍喜卒”の人生を全うしてもらいたい。
