仙台市国分町より | Re START from 仙台

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仙台在住、通信インフラ整備を生業としている人間の、東北人の生活、東日本震災に関するレポートです。


この間、久しぶりに、得意先と一緒に、

国分町(こくぶんちょう)に行ってきました。

まぁ、いわゆる夜の繁華街ですね。

仙台の人たちは、略して「ブンチョウ」と呼びます。


3.11震災時は、建物や店舗内の多大な被害に加え、自粛ムードも重なって、

震災後一か月近くは、かなりひっそりとした状況が続いたようです。


国分町通りを歩いていると、昔馴染みのA嬢にばったり出くわし、

曰く、震災の影響を受けた店の修復が、ようやく終わって、

今日からリニューアルオープンで初出勤とのことでした。


彼女は、二ヶ月近くも休職状態だったようで、生活にかなり困っているようでした。


ただ、元気そうな顔を見れて、少しほっとしました。


以前から働いていた女の子も、半数以上が辞めて、故郷に帰っているとのこと。

(国分町には、県外から働きに来ている子が、かなり多いのです)


私は、結婚して以来、国分町に行くことはあまりありません。

話すと、妻に怒られるというせいでもありますが、、(笑)

君子危うきに近寄らず、です、、(爆)


それでも、客先の接待や忘年会なんかで、年に数回は行きます。


馴染の店のB嬢によると、

ここ最近、国分町はとても賑やかで、とても繁盛しているそうです。

なんでも保険会社の人は、全国から応援で仙台に来ているようで、

たくさんご来店いただくのだそうな。


で、みんな口々に、


「やっぱ、被災地にお金を落とさないとねっ!」


と、おっしゃるのだそうです。


「けど、そういう人に限って、延長しないですぐに帰るんだよね、、」

と、愚痴るB嬢。


思わず大笑いしてしまいました。


ただ、お金を落とす行為に、被災地を思う心が、

自分のエゴよりも勝っていれば、なお良いんだけれどなぁと思います。