思いでぽろぽろ | 文豪の文語録

文豪の文語録

Life is Journey

人生最高の日、

そんな時は誰だってあったりなかったりなんだろうな。

それはなにかを成し遂げた日、何かを得た日、出合い、出発、祝福。

人それぞれ。






でもそんな幸せな気持ちって、実は周りも幸せにできちゃうんです。







2010年8月21日

それはMと野獣Hという名の結婚式。

結婚式に行ったことがなかった吾輩は去年10年ぶりに再開した身近な友が結婚すると聞き、

その日、招待され、二言目には出席の返事をしていた。




今思えばとてもアグレッシブな俺。つまりその当時はそんなことは気にもしなかったのが今の

結果である。





まあそんな少し軽めな気持ちとわくわくと祝ってやろうというフィーリングを胸に抱え式に出向い

た8月21日土曜日の朝。





式は俺の予想を裏切り若干笑いが含まれた。





新郎入場。  

いつにもまして真剣な顔の野獣Hの1歩目でギャラリーからうっすら笑い声が、野獣も微笑。腹

を抱えながら爆笑する俺。




2歩、3歩、徐々に笑いのボリュームも上がっていった。




彼のいつにもまして真剣な顔がウケテしまったのかわからないが、ここは新郎含めみんなに

もっとちゃんとしてほしかった。とほんのり思いました。




そんな愉快な新郎に続き新婦とパパ登場。





ここで場内の空気が一転する。





真っ白なドレスに身をつつんだ美しすぎる花嫁。とそのパパ。





二人がそのレッドカーペットを歩き終わるまで間、だれもが瞬きをすることを忘れていたでしょう。



そんなバランスが取れた二人の式は活絶の悪い神父にリードされ無事終了。



そして披露宴へ続く…








俺らは枠組みとしては小学校にはいるのだが、今回の式出席者は俺含め4人。


完全ドアウェーな空間である。


でもそんなことは関係ない、俺らはなんのためにはるばる来たんだ?


あいつらの今日を最高の一日にしてやるために来たんだろうが!




おっしゃー!!



とりあえず着席と同時にかんぱーい!!今日ほど酒に困る日はねーンだ、うおーー!!



てな具合で披露宴の幕が開け、友たち、同僚、家族、それぞれが新郎新婦のために心を一つ

にかよわせました。




特に印象に残ったのは新郎の家族。




小学校が一緒だから一応おばちゃん、姉、妹とは顔見知りで、式のテーブルも隣同士てことと

もあり、式中はずーっと盛り上がってました。





そのときのおばちゃんを見てたら本当に幸せそうでした。




だれこれじゃなくてあの空間にいたみんなが幸せになれた、そんな式だったと思うし、もし俺も

いつか結婚するのであればあんな風に幸せを分かち合いたいね。





結局、一人は記憶が飛び。


もう一人は新郎のおじに会社のヘッドハンティングされかけ。


2次会のためホテルへ直行。



しばしの休憩。



その間に続々と2次会参加者たちが合流。



そして酔いがさめないうちに出発。






2次会はエスニック風なおしゃれレストラン。

またまた、食って飲んで騒いで楽しんで泣いて祝って。




最後にHが読んだ奥さんへの手紙。

最初に感極まって読み始めることができなかったとき。

あのシャイなHのみんなの前で彼女への告白。

俺の陳腐なボキャブでは表現できないくらい、素敵だった。

あのときあの二人を見てるだけで自然と涙が出てきた。





まだ俺にはわからないけど愛の深みってのは本当に奥行きがありますなぁ。


この日、あの二人にとっては間違いなく人生最高の日になったに違いない。


笑って泣いてまた笑って、そんな美しい1日をくれた彼らに心からありがとう、感謝します。


最高でした!!