こんにちは。
『音楽教室ドレミ♪♯』です。
春は別れと出会いの季節
今はお教室を卒業してしまいましたが、数年前まで通ってくださっていた当時中学生の男の子のことをふと思い出しました
彼は学校・勉強・部活・他の習い事と日々忙しい中
『ピアノは辞めたくない!
お家での練習はできないけれど
教室に行きたい!通い続けたい!』
と、半分息抜きがてら来てくださっていました。
ある日、お教室に入る前、玄関からふざけ始め、なかなか入室してくれず...
やっとお部屋に入り、ピアノを弾き始めても、途中で鍵盤を乱暴に叩いてみたり、わざと楽譜とは違う音を何度も何度も弾いてみたり...
ふと時計を見ると、レッスン時間がわずかになっていました。
こちらから何度か優しく問いかけてみたり、話を聞いてみるものの、彼は無視。
すると突然
「はあ〜〜(ため息)いちいちうるさいんだよ。
あんたのせいだよ。お前が悪いんだよ。」
と、生徒さんが耳を疑うような言葉を放ってきたのです。
毎レッスンでのおふざけは目を瞑ってきましたが、その日はこの態度にひどい言葉。
流石に私もぷっつんしてしまいました...
「○○君がうるさいって言うなら、
今から先生は一言もしゃべりません。
お話が聞けない人のお話も
一切聴きませんからね。」
と、普段よりも低い声で、表情を変えずに言うと、それまでのおふざけがピタッと止みました。
そして恐る恐るこちらを見て「ごめんなさい。」と、とても慌てた様子。
ほとんど何もしないまま、終わりの時間になってしまい、帰る時にはしょんぼりしてました。
翌週、教室に来てくれるか心配もしましたが、変わらず元気来てくれたのを覚えています。
彼はピアノの前に座ると、ぽつりぽつりと話始めました。
「先週は悪い態度をとってしまってごめんなさい。
前回はなんだか疲れてしまって...
先生と話したくて、かまってほしくて...
それで、あんな態度をとってしまった。」
と申し訳なさそうな様子でした。
「先生とお話したかったんだね、ありがとう。
でもね、この間のような態度では、
先生だけではなく、他の人も嫌な思いをするんじゃないかな。
聴いてほしいお話も、聴いてもらえなくなってしまうよ。
先生も○○君とお話するの好きだよ。
だから、やる時はやる!話す時は話す!
みたいにメリハリをつけてみない?」
と伝えました。
彼も頷き、納得したようで、
「分かった、先週の分も今日は頑張る。」
と、張り切ってピアノを弾いてくれました。
その後もやんちゃな日は続きましたが、その日を境に「やるときはやる!」いう気持ちが増えたようにも感じます。
この生徒さんのように、レッスン=息抜きでいらっしゃる方、昔と比べると今は多くいらっしゃいます。
私は、それも1つの通い方で良いと思っています。
ただ、【親しき仲にも礼儀あり☻】
どんなに先生と仲が良くても、小さなマナーも守れるような人に育って欲しいです。
生徒さんとは、同じ時間をお互いが気持ち良く過ごせるような関係を築けたらと思っています。
そして、せっかく出会えたご縁を、これからも大切にしていきます♪

