ペルー旅行 5日目 マチュピチュその3
いよいよ遺跡へ
マチュピチュは、遺跡の保護のために1日4000人という入場制限を設けています。そのため、入場するには事前予約とパスポートが必要です。
9:00からの入場に備えて、8時のバスに乗りました。もちろんバスは有料です。チケットに24ドルと書かれていたので、30分程度にしては結構高いなとも思いましたが、観光地料金なので仕方ありません。ここマチュピチュ村が色々と物価が高いのは、物資をここまで運ばなければならないからでしょう。
20台くらいのバスが毎日、7:00〜17:30の間、ピストン輸送で往復を繰り返しています。にも関わらず、行きの朝と帰りの夕方は物凄い行列ができます。でもバスの台数が多く回転率が高いので、意外と早く乗れました。
バスのチケットは、列車やマチュピチュの入場証明書と同様に、事前に日本の旅行会社で手配されたものです。それぞれ現地でも買えますが、そこに労力を使うのは得策ではないかもしれません。時間があってそういう手配が好きな人は良いですが、マチュピチュの入場は人数制限があるため、たしか直前だと難しかったのではないかと思います。ネット予約でも出来るようですが、旅行会社に頼むのが無難でしょう。私はツアーなので、チケット手配は全部日本の旅行会社にお任せです。
麓から遺跡まではバスで30分程度ですが、頑張って歩いていくことも可能です。2時間かかりますが。実際、歩いてる人も居ます。登山好きなら歩くかもしれませんね。
遺跡の入口に到着しました!入場待ちの人が沢山いて混雑しています。それぞれがガイドさんの説明を聞き、出発の準備をします。飲み物やトイレは遺跡の中に無いので、事前に済ませておく必要があります。トイレは有料です。
トイレ付近
トイレは有料で1人2ソルです。(1ソル=33円)
パスポートに押せるスタンプ台
新しくしたばかりのパスポートなので、空いてるところだらけです。
私は水が生命線だと認識していたので、水だけは900㎖入る買ったばかりの水筒に入れて持って入りました。あと、ペットボトル500㎖も追加しました。
旅行会社からはペットボトルの持ち込みは禁止だと聞いていましたが、そんなことはなく、普通に皆んな持って来てるし、入場前の売店でも売ってます。おそらく過去に遺跡の中で捨てる人が居たから、そんなお達しが出たのではないかと。現地ではゴミ捨て場もあって(もちろん遺跡の外ですが)、普通のゴミもペットボトルも捨てられます。
結局、午前中で全部飲みきってしまったので、まだあっても良かったくらいです。生きていく上で、水は酸素の次に大事なものです。
入場ゲートでチケットとパスポートのチェックが終われば、遺跡のなかに入場です!
入場ゲートへ向かう階段、隣はバスチケット販売所
入場ゲートに並ぶ列
しばらくはガイドさんとの団体行動が続きますが、まずは言われた通りに進んで行きます。
少し進んでジグザグの急斜面を登り終わったら、写真で何回も見て来たあの風景が飛び込んできました!
ではどうぞ!
著者入り(ギリギリ顔がわからない)
著者入り(邪魔です)
写真じゃ絶対伝わらないと思いますが、死ぬ前に一度はみておきたいと言われるあのマチュピチュ遺跡がリアルマチュピチュとして、目の前に広がっています。
いつも遺跡とセットで見えている向こうに側にそびえる山が、ワイナピチュ山と言います。
ワイナピチュ山には登ることが出来ます。だいたい往復で1時間30分くらいです。そこからの眺めは、登った人しか見られない絶景です。ただし入山制限があり、1日300人しか登れません。
私はこの旅行を決めたのが、既に出発の1ヶ月前を切っていたので、ワイナピチュはその時点で予約で一杯でした。代わりに反対側のマチュピチュ山ならまだちょっとだけ空いているというので、そっちの予約をお願いしました。それがダメなら行かないくらいの覚悟でお願いしました。
結果的に予約が取れ、2日目に登れることになりました。1日目は遺跡、2日目は登山と、理想的なスケジュールです。ちなみにマチュピチュ山も1日400人しか登れず、ワイナピチュ山より高いため、往復で3時間というから、ワイナピチュ山の2倍の時間がかかることになります。
ワイナピチュ山もそこそこ急な傾斜があり、まあまあハードではありますが、高尾山を登れれば大丈夫なレベルのようです。
一方、マチュピチュ山はより傾斜がキツく、距離も2倍に相当するので、その辺の体力が無い人だと厳しいと言われています。もちろん、私は山に囲まれた田舎育ちなので、むしろその方がやる気も楽しみも倍増としか考えられませんでした。
次回、遺跡の紹介をしていきますが、ここからは興味がないとつまらない観光案内となりますので、予めご承知おきください。