夏休み入る前の一学期最後の日
昇降口(しょうこうぐち)にいるケイシ、ユウチャン、タンク、メガネが何かを話している。
そこへモクとマドカが“なんだなんだ”と加(くわ)わる。

メガネ「やっぱりみんなで帰った方が安全(あんぜん)かもしれない」
ケイシ「なんかあったらウチに逃(に)げ込んでも大丈夫だよ」
メガネ「目立たないように傘(かさ)さすのやめるか...」
ユウちゃん「私綺麗(わたしきれい)?て聞かれたどうすればいいの?」
タンク「いや本当怖い、弟呼んでいい?」
メガネ「先帰ったんじゃないの?」
タンク「なんかあった時のためにおれサッカーボール持ってくわ」


モク「えっなになに?どうしたの?」
マドカ「早く帰らないと雨足(あまあし)ひどくなるよ」
メガネ「いま、雨だし帰りに口裂(くちさ)け女いたらやばいよなって話してて、皆んなでいっしょに帰らないかってなってる」
ユウチャン「しかも家の中にもいるかもしれないんだろ?怖すぎるよ〜」
モク「だったらユウチャンちとか親(おや)帰ってくるの時間かかるし、みんなウチにくる?」
マドカ「でも流石(さすが)にランドセルは家におかないと親心配するよね?」

ケイシ「じゃあ家が近い順に全員で寄りながらランドセル置いてモクの家に避難(ひなん)じゃね?」
メガネ「それいいかも」

一行(いっこう)は通学路を歩き始める。