その地を冠して詠まれた古歌およびその場所のことを、歌枕という。今回は古歌ではなく、近・現代短歌から選りすぐった京都と滋賀の歌枕の地を、河野裕子と永田和宏の歌人夫婦がともに訪ね歩く。河野のがん再発が発覚した直後から2年にわたる、最後の旅の記録ともなった。死の直前に行われた夫婦での対談を収録。
毎週月曜日の「朝日歌壇」で、永田氏選のものを興味深く拝見している。短歌などさして面白くないと思っていたのだが…。なお本書の単行本は、京都新聞が2010年に刊行。
その地を冠して詠まれた古歌およびその場所のことを、歌枕という。今回は古歌ではなく、近・現代短歌から選りすぐった京都と滋賀の歌枕の地を、河野裕子と永田和宏の歌人夫婦がともに訪ね歩く。河野のがん再発が発覚した直後から2年にわたる、最後の旅の記録ともなった。死の直前に行われた夫婦での対談を収録。
毎週月曜日の「朝日歌壇」で、永田氏選のものを興味深く拝見している。短歌などさして面白くないと思っていたのだが…。なお本書の単行本は、京都新聞が2010年に刊行。
夫婦に間違えられたりもしたが、いまのところ、カッコつきの「彼女」。
カッコが取れることは、ないかもしれない。お互い、そう簡単には行かない。
道ならぬ間柄では、決してないけれども。
その「彼女」と、いろいろな物を見、いろいろな物を食べ、いろいろなことを話す。
それ以前に、「彼女」が隣にいる。一緒にいる。そのことだけで楽しい。
「彼女」が服を選び、食材を眺め、器を手に取るのに付き合わされるだけでも嬉しい。
たとえカッコが取れる日が来なくても、こういう関係であり続けられれば、それでもいいかな。
今回は珍しく、色ボケの、おめでたすぎる投稿でした。