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セミナー講師になる学校 「セミナー講師になるには」

3千回以上の圧倒的なセミナー実績をもつ足達大和のブログ。セミナー講師、セミナーのマネジメントについてお伝えします。




セミナーや研修、勉強会では、
ノウハウの鋭さや学びのポイントを



納得して、腑に落として、受講者に取り入れてもらうために
ワーク、エクササイズ、実習と呼ばれるアプローチがあります。



「○○について書き出してください」、「あるゲームをします」とか、
「ケーススタディとして、グループで話し合ってください」とか、
「イメージをしましょう」、とかが、そうです。



これらのアプローチは、受講者にとって、
非常に満足度を高くしてくれるものです。



ただし、



この「ワーク、エクササイズ、実習」というアプローチに頼りすぎると、
非常にうすっぺらなセミナー、または、
中身がない研修になってしまう可能性があります。



実習、エクササイズ、ワークが過多になってしまうと、
一つ一つのインパクトや深みがなくなり、
受講者は、学習するポイントがぶれて、



「楽しかった」という感想だけで、終わってしまうことがあります。
学びや成長ではなく、「楽しかった」という感想だけです。



もちろん、主催者として、また講師として、
それを狙っているのであれば、問題はありませんが、
最近は講師より、受講者が、情報を知っている時代になりました。



情報だけでなく、今回お伝えしている、
ワーク、エクササイズ、実習といわれる
体験学習的アプローチについてもそうです。



さらに



海外の著名なスピーカーやコーチから直伝された○○です!
というキャッチで、売り出してきた方は、
彼らが日本にやってきている時代になりましたので、



直伝者が、たくさん増え、
セミナーや研修を本当にリードする力がなくては、
商品価値としてはもちろん、存在価値も薄くなってきます。



ここで私の経験を一つご紹介します。



私は、以前、ある体験学習のアプローチを
開発したことがありました。



    ※今年最後、【アシダチ式 NLPの使い方講座 THE ファイナル】は、こちら



その手法は、
15分ぐらいで、受講者の思考パターンに
強烈なインパクトを与える実習でした。



足達は、自分だけでなく、他の人がやってもインパクトがある、
そんなワークにすることがミッションでしたので、



セミナーや研修をリードする人には、
マスターするまでに時間や負担がかからず、
コンパクトで、かつインパクトがあるものを求められていたわけです。



おそらく、そのワークは、私がお伝えしていた講師を通して、
千人は超えていると思いますが、全国で体験していただいたもの。



で、ある時、



同じ職場に入ってきた、中途採用の方が、
「足達さん こういう実習、ご存知ですか?」と、
私にうれしそうに話しかけてきたことがありました。



「どんなのですか?」と、聞くと、



なんとそれは、私が当時、
8年前にお伝えしていた「15分間のワーク」だったのです。



「いやぁ~、あまりにもすごかったので、いろんなところでやりました。
百発百中ですよ。すごいでしょ。こんなの見たことなかったから、
お伝えしたくて・・・」



と、あまりにも嬉しそうに教えてくれるので、
私は、何も言わず、そうですねと聞くしかありませんでした。
顔文字だと、こんな感じです。


  
^_^;



そして、ココから大事なのですが、
このワークいい! この実習オモシロイ!
と言っていたその人が担当するセミナーのアンケートの声は、
「非常にかるい」というものがほとんど。



実習やワークがあっても、中身がない。
そんな評判でした。



ワークに頼り、エクササイズに頼り、実習に頼りすぎると、
受講者の学びが乏しいセミナーになってしまいます。



ワークや実習やエクササイズをやる時、
開発者は、それまでに開発されてきた、



さまざまなアプローチのエッセンス、
そして、さまざまな体験者のフィードバック、
さらに、背景や理論のもとに手引書をつくりますので、



ただ、おもしろい、たのしい、だけでなく、
丁寧に、丁寧に、そのワークの意図や背景、または、
手順等を忠実に守っていくことをおススメします。



私自身も経験がありますが、丁寧に丁寧に扱っていくと、
マニュアルに書かれていない、開発者の観点が、
ある時、バッと頭の中に浮かんでくることがあります。



「これを伝えたかったんだ!」
と、その瞬間は、大袈裟な表現になるかもしれませんが、



時空を超えて、届けられたメッセージ、あるいは、
歴史や考古学などの世界の発見に近いと思われる、
昔の人はこう考えていたんだ・・・といった感極まる瞬間です。




何度かこういう体験があるのですが、
丹念に作られた、その匠の技を
大切に、より生きるように、活用していくことが必要だと、
しみじみと思っています。



12月23日東京で開催します、
【アシダチ式 NLPの使い方講座 THE ファイナル】の
詳細は、こちらです。残り4席、早割は12月10日まで↓
http://www.provision-japan.com/page/seminar/980001.html




足達大和


◆12月22日 北海道帯広です。
 → 3時間二本立て

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