34話「明日は本当に来るか?」
このサブタイトルから、どんな内容の話なのかピンとこない。
似たもので連想したのが「明日を捜せ」、ウルトラセブンの23話で、安田という近い未来が見える能力をもった人物が宇宙人にマークされるという話だ。予知能力を失ってしまう結末だったが、当人は普通の人間に戻って大いに喜んだことが印象的な内容だった。
話を戻して「ゆうひが丘」では名古屋章さん演じる大坂先生がメインとなる。娘の道子の結婚で、授業で使用するノートをめくっては過去の思い出にふけるばかり。元気を取り返そうとしてソーリと道子のラブシーンを大坂先生に見せて発奮させようと目論んだ。「俺たちの旅」でカースケの提案でグズ六に紀子さんを夜這いさせようとしたシーンを連想した。母親にバレて未遂に終わり三人は宿を追い出されたが、紀子はグズ六を呼び戻して二人してリヤカーを押すいつもの坂道の姿が印象に残る。その後残してきたカースケとオメダの二人が気になって仕方ないグズ六は、吉祥寺の深夜の誰もいない商店街を二人のために布団を担いて歩く姿がステキだった。まだドラマとしても初めの頃で、出会った(再会した)ばかりの小学校の後輩と称するカースケらを信頼する行動をみたシーンでもあった。
「ゆうひが丘」での「明日は本当に来るか?」は、過去に執着してばかりで進展しない有様から脱出できるのだろうか、とドラマを見た後で解読できる。
また脱線するが、カーペンターズの「ふたりのラブソング」 (All You Get From Love Is A Love Song)は。曲調も日曜日に聴きたくなるようなラブラブな雰囲気だが、実は破局の歌だったりする。
Because the best love songs
Are written with a broken heart
最高のラブソングは失恋して作られる・・・
なんと衝撃的だ。
失敗したときに初めてその本質を知ることができるといった意味だと解釈すると、娘を嫁に出して固執してしまった大坂先生を、若い薫ちゃんの夜這まがいの作戦の提案は失敗こそするものの、いつものソーリのガツンとパンチを食らわすような衝撃によって今そしてこれからを見直すことができるようになったストーリーとオーバーラップする。
そして立ち直った大坂先生の「明日がありますよ」の言葉でエンディングパートが始まる。みんなで自転車でピクニックへ出かるシーンがあり、なんとここでも近所が登場する。
武蔵野公園側から西武多摩川線高架をくぐり野川公園へ移動しておにぎりを食べる。
本編メインの劇中に使われることなく、このエンディングパートのみのロケで、雅俊さん、神田さん、そして名古屋章さんも訪れたこの地へ昨日チャリンコで行ってきました。
1979年・野川を跨る西武線の高架下
バックにはエンディング曲の「海を抱きしめて」が流れています。
25話「 風が生徒にはこんだ愛! 」で、恵子さんを乗せた東八道路の二枚橋バス停からも近い。
2019年6月
川の水はほとんど無く遮断されているようでした。奥にはタワーマンションらしき建物が見えます。
神田さんは当時流行ったセミドロップだ。
名古屋章さんも「俺たちの旅」では食堂いろはのおやじさん。その前には「ウルトラマンタロウ」でZATの隊長でもあった。ナレーションにも定評があった。
画面右側の名古屋さんの背面のグレーの建造物にヒントがある。
野川公園の原っぱ
ズームすると同様の建造物が見える。西武線の高架の通路トンネル入り口部分だ。
どうやらこの辺りだと思われます
おにぎりを食べ損ねたソーリが柴田たちを追いかける。
毎度お決まりの両手を広げて戯れるシーン。雅俊さんもまだ28歳なので若い。
生徒を追い回しながら締めくくるドラマってかつてないほどに今思えば新鮮だ。
「明日は本当に来るか?」の問いの答えはここにあり。
実に身に染みる文言です。
tvkでのドラマもいよいよ終盤を迎えて、今夜36話「 やさしさって何ですか? 」で北海道に住むソーリの本当の母親に再会する話。これまた衝撃的なエンディングを思い出す。Wikipediaによると番組の中で最も低い視聴率のようで、24話 「学校ってなんですか? 」の山川がメインの回が最高だったようで意外に思える。tvkは来週には最終話になるが、実のところ今日のエピソードが最後の盛り上がりだったような気がする。手持ちのDVDを事前にチェックせずオンエアーを楽しみにしている。








