皆さん、こんばんは。TAKAです。

本日は愛知県公立高校入試の合格発表の日ですね。合格した皆さん、おめでとうございます。昨年6月で運営する教室を閉校したTAKAですから、当時通っていただいていた生徒たちがどうなったのか、確認することが叶わず、ただただ悶々としています。皆無事合格していることをただただ祈るばかりです。

 

本日のお題「砂消しの思い出」は先日、TAKAの現在の職場で偶然「砂消し」を見た時に思い出したことで「書こう」と思いました。

 

TAKAの現役時代の話です。当時のTAKAもご多分に漏れず、東京に対する憧れが少なからずありました。それ故、早稲田、慶応、上智といった大学を受験したのです。

 

その中で、今回は早稲田大学受験時のことを取り上げます。

 

当時の早稲田大学入試においては、回答をボールペン、または万年筆などで記載することを求められていました。それ故、記載を訂正する際に「砂消し」が必要だったのです。

 

どの学部の受験日だったか忘れてしまいましたが、同じ教室に凄く貫禄のある受験生がいました。「何浪なんだろう…」という印象でした。周りを威圧するような雰囲気を感じていました。試験が始まってからも、「よっしゃ、ヤマが当たった…」などと呟いたりしていたと記憶しています。

 

この御仁、試験中調子よく進んでいたようで、始めからボールペンで解答用紙に記入していたようです。

 

ところが、試験終了が近付いたときに、書き間違いに気づいたようで、力強く砂消しを使ったようでした。

 

「ビリッ…」

 

そう、あまりにも力を入れ過ぎてしまったようで、解答用紙が破れてしまったようです。

 

その貫禄ある受験生は「ああっ…」と叫び、うろたえているかのような雰囲気でした。

 

貫禄ある受験生は勢いを失ってしまったようで、周りから「クスクス」という何とも言えない嘲笑が起こりました。

 

私はなんとも言えない気持ちになりましたが、合格を目指し、必死で問題と向き合い続けました。

 

果たして、私は早稲田大学の受験したすべての学部で不合格となりました。それ故、この時の貫禄ある受験生がどうなったかは分からず仕舞いでした。

 

あれから何十年も経ちましたが、偶然見た「砂消し」が思い出させてくれた思い出です。