今日は暖かく柔らかな空気が漂う
春の訪れを感じるこの生ぬるい空気は
気持ちがふさぶられる。
春はいつも情緒不安定なのに
去年の娘の姿を思い
尚更情緒は安定しない
去年はクラスの分のブラウニーを作っていた
角形のケーキ型を4回か5回焼いていた
わたしは仕事もあり、手伝われへんで。
自分で後片付けまでするなら自由に使っていいよと娘に任せていた
娘は真剣にお菓子作りに向き合っていた
出来上がったブラウニーに飾り付けをして
ラッピングの裏に自分で印刷した材料など書き込んだラベルも貼って
親が言うのもなんだが
まるでお店で買ってきたようで
わたしも惚れ惚れしてしまった
配った後友達のお母さんから
kちゃんの手作りケーキが1番美味しかったって言われたー❤️ってよろこんでかえってきた
一生懸命つくっていたな
没頭するように作業をしていた娘の顔が浮かぶ
あの時はもう何かの不安を忘れたいがために
ケーキに没頭していたのかもしれない。
真剣に作業する娘の顔を見てあの時のわたしは
なんとなく娘の不安定さを
感じていたのに
あの時は娘のまだ微かな表情の曇りに
年頃だからと甘く考えていた
アホだわたしは
4月にじーちゃんの誕生日があるから残った材料でまた焼いてあげて
喜ぶよーって言ってたのに去年のバレンタインから
ちょうど3ヶ月後いなくなってしまった
去年の今に戻れるなら
うまいなー美味しいよめっちゃ凝ってるやん
後片付けも手伝うねって
もっともっともっと関わればよかった
曇る顔に言葉を飲み込んでしまうのではなく
関わっていく過程で
何か娘が気持ちを吐き出してくれたかもしれない
今日は残ってる材料でわたしが作ってみようか
考え込むとまた苦しくて
後悔が押し寄せてくる