知ってた?2
家庭で起きる衣類のトラブル<パート2>です。
●バッテリー液
自動車やバイク、ボートなどに使われているバッテリー液は、
希硫酸という強酸です。
衣類に付着すると、穴を開けてしまいます![]()
ドライクリーニングでは落ちにくく、
乾燥やプレスなどの過熱工程で、
穴が開いてしまう事も多いようです。
濡れたようなシミ、また黄変して多少硬くなったシミは、
もんでみて穴が開けば、強酸の影響です。
※クリーニングに出す際は、お気づきでしたら受付で申し付ける事をおススメします。
●虫食い
近年被害が増加しています![]()
害虫が噛み荒らした繊維を洗い落とすと、
目立たなかった穴も、クリーニング後、
目立ちやすくなってしまいます。
汚れが付いているいないにかかわらず、
室温15度以上で、通気性が悪く湿度の高い状態で保管していると、
害虫が好んで食べる事になります![]()
高級品ほどご用心![]()
できれば、水洗いされる事をおススメします![]()
●カビ
カビは、一定の湿度と温度によって繁殖します。
特に、
クリーニング後にポリ袋などに入れたまま保管したり、
通気性が悪いと、湿気が停滞する状態になり、
カビの繁殖を促すことになります。
色々な色のカビがあり、一見すると黄色や青のシミのように見える場合があります。
染料を分解し変色させるカビもあります。
大切な衣類は定期的な虫干しなどの風乾をされて下さいね![]()
できれば、水洗いされる事をおススメします![]()
●汚染ガス
保管中に折りたたまれていた折り目に沿って、
ガスの触れやすい部分にだけ変色が起きている事で、
全体を広げたときに、帯状に変退色がが起きていれば、
ストーブや湯沸し機などによる酸化窒素ガスや亜硫酸ガスが原因と考えられます。
特に、ナイロンやアセテート(トリアセテート)はご注意されてください![]()
●ポリウレタンのはがれ
ポリウレタン樹脂は、生地の表面に塗られ(コーティング)合成皮革製品として主に使われています。
ポリウレタン樹脂は、紫外線や水分によって分解(加水分解)するという性質があり、
保管やお手入れの状態にもよりますが、3年から5年ではがれたりボロボロになったりします![]()
クリーニング以前に、はがれたりボロボロになっていなくても、
すでに経時劣化している場合、クリーニングの作業工程によってはがれることもあります。
襟周りやヒジなどの関節部分をよく見ましょう。
泡状のふくれがあれば剥離が始まっている証拠です![]()
今後も色んなお手入れ・注意情報をお届けします![]()
知ってた?
家庭で起きる衣類のトラブルについてのご紹介です。
<パート1>
○化粧品○
化粧品は、複雑な化学薬品が組み合わされています。
これらが、衣類に付着すると、素材や染料に意外な影響を与えることがあるのです。
●パーマ液
パーマ液の主成分は、1液が還元剤、2液が酸化剤。
還元剤が綿や麻素材などに付くと、
クリーニングの乾燥工程やプレスなどの加熱で、
より激しい変色が起きてしまいます。
襟周りや背中側に発生しやすいですよ。
※クリーニングに出す際、お気づきでしたら受付で申し付ける事をお勧めいたします。
●香水
香水の主成分はアルコールです。
アセテート(トリアセテート)製品の染色は、
アルコールによって溶け出してしまう事があります。
襟周り前側に発生しやすいですよ。
●除光液
マニキュアの除光液は、
アセテート(トリアセテート)繊維そのものを溶かしてしまいます。
シミ状に硬くなっている部分があったり、
ガムが付いているように見えることがあります。
●ヘアムース
ヘアムースの中には、毛髪を固める樹脂剤が含まれています。
これが、生地に付着すると取れにくくなり、
汚れが接着して黒い斑点になります。
特にワイシャツの襟周り前後に発生する事が多いですよ。
○洗浄剤○
次亜塩素酸ソーダや塩酸、硫酸などの薬品も、
日常生活の中にあります。
塩酸や硫酸などは、綿・麻・レーヨン・テンセル・アセテート(トリアセテート)などの植物系繊維に、
穴を開けてしまいます。
●カビ取り剤・台所用漂白剤
カビ取り剤、台所用洗浄剤、洗濯用塩素系漂白剤の主成分は、
次亜塩素酸ナトリウムです。
この薬剤は植物系繊維製品などの染色を退色(脱色)させます。
飛沫状の色抜けや斑点状の変色になることもあります。
●トイレ用洗浄剤
トイレ用洗剤には、強酸である塩酸が配合されているものがあります。
塩酸が植物系の繊維に付着すると、
繊維が酸化変色し、生地が溶けたり、
穴が開くほど弱くなってしまう事があります。
※トラブルの実例をご紹介してみました。参考になったら幸いです![]()
