就活のバカヤロー 石渡嶺司 大沢仁 光文社新書
以前商社に内定している先輩からすすめられたので読んでみた。
読みやすい文体で内容も平易なのでどんどん読めました。1時間くらい
学生側、大学側、企業側と多面的に就活の問題点を指摘し、読者対象も幅広いものを設定していますが、基本的には学生が読む本でしょう。感想として、買って本棚に置くほどのものじゃないです(図書館で借りました)が、わかっていたようでわかっていなかったことや視野を広くする点で読んで損はないです。
では簡単に内容を。
■就活生の問題
まあそりゃそうだよな、って感じの内容。誤字、イタイ自己分析、納豆人間(笑)、低レベルな質問、帰国子女等
就活生の陥りやすい勘違いの主だったものが並んでいました。
■大学の問題
大学にとって早期の就活は迷惑、就職課の苦難な状況、学歴差別など。
よく慶應生は就活に強いなんて言われているらしいんだけど、3年生以降のゼミ活動で多くの社会人やOBなんかとよく議論するからだって論じています。筆者は無意識下の就活と呼んでますが、これは大学外交流や親戚付合いが多い人も同様。親以外で接点のある社会人の数、小中高の同級生以外の他大の友達の数で考えると顕著。
■企業(採活)の問題
採活の順序として多くの企業のモデルは以下の通り
①採用コンセプト立案―経営トップや現場管理職のヒアリング、マーケット分析、採用競合分析
ちなみに採用競合分析は必ずしも同業界ではない
②採用戦略+求める人物像策定
③人数や日程調整
経営戦略の根幹はヒトモノカネなので、採用は戦略と連動しています。つまり就活生側もその企業の戦略や経営課題をわかっていると、求める人物像はより鮮明に見えてくるのでしょう。
採用広告についても触れられていました。ただの営業をコンサルティング営業とか必死ですよねww
この章においても就活生対象に書かれていたように思います。OB訪問も選考の一貫、採用広告は信じるな、出てくる社員は一部のエース。。
■インターン(笑)の問題
4章はインターン(笑)についてでした。
■就職情報会社の問題
リクルート、毎日コミュニケーションズ等の就職情報会社の裏側とダメだし。この章は面白かったです。
就活、採活を支配しているこれらの企業がどのようなビジネスモデルなのかよくわかります。
リクナビでエントリーボタンつけるのって高いらしいwwあと合説でも企業によって参加料金は異なるんだって。
人気企業が出ると説明会が華やぐので安くしたり、既得権化してるよう。まるで合コンだなww
たしかに人気企業はリクナビやマイナビでもシンプルですよね。派手にするとどんどん値段は上がる。
結果、人気企業の情報は薄く、不人気企業の情報がてんこ盛りのサイトができあがる。
ますますナビサイト見る気なくすなww
っていう感じでした。薄っぺらい情報に踊らされず自分の頭で考えろ、ということですかね。
このような歪で気持ち悪い現在の就職ですが、どうなると自然なんでしょうか。