ゴルフの自習のブログ

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タイトル通り、ゴルフ上達のための、練習法、技術論、考え方などを自問自答します。

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このブログは、ゴルフの自習がテーマだが、いま一番熱い自習方法は、ずばり「YouTube(ユーチューブ)」のゴルフ動画だと思う。

 

YouTube自体は以前からあるが、ここ2,3年のゴルフ動画の充実が目覚ましく、それがまた、ゴルフのレベルアップに役立つものが盛りだくさんだ。

 

従来ゴルフを学ぶには、人から教わるか、ゴルフ雑誌を見るのが主流だった。人から教わることはよっぽど運よく良い先生(先生がアマでもプロでも)に当たらない限り、実際ほとんどの場合、上達の遠回りになったり、変な癖がついたり、デメリットの方が多いと思う。

 

ゴルフ雑誌のレッスンは、特に今の時代、出版不況で少人数の編集スタッフで低予算で制作しているため、ほとんど役立たない記事ばかり。取材対象のプロはそれぞれノウハウをもっているのだろうが、それを引き出すに至ってない。毎回、企画に沿ったコメントをプロに言わせているだけ。80台で回る程度の編集者がプロのコメントを自己流に咀嚼して100切りレベルの人にアドバイスする程度の内容に終始している。

そして何より、雑誌は静止画に文字での説明という限界があり、スイングを説明するのに向いていない。

 

一方、YouTubeは、スイングの動きが一目でわかる動画ということと、気軽に配信できるということが相まって、いままでなかなか触れることができなかった役立つゴルフのノウハウが大量流出しているのだ。

 

動画はたった数秒のものでも、静止画と文章では何十ページかけても伝わりにくいスイングの動きが正確にわかる。

リストの使い方、肘の動き、ひざの動きなど静止画ではわかりにくいものを容易に説明できる。

例えば、下半身リードについて、静止画で説明を見た人の多くは下半身の始動と上体の動きに間が空きすぎてしまい、うまく連動できない。しかし、動画で見れば、下半身の始動と上体の連動はダウン開始からほんのコンマ何秒の一瞬であることがわかる。下半身が始動したらもう次の瞬間はインパクトからフォローにむかっていないといけない。それが静止画では伝わらない。

 

配信が気軽にできることも、良いコンテンツが増え続けている理由だ。

ゴルフ雑誌では、担当者が仲の良いプロやトップアマなどを使いまわして同じようなテーマを繰り返しているが、YouTubeには今まで全国的には埋もれていたレッスンプロやトップアマやゴルフ動画マニア、ゴルフおたく、ゴルフ業界人がどんどん動画投稿している。

しかも雑誌の付録のつまらないレッスンDVDと違い、本当にゴルファーが必要としている動画がたくさん投稿されている。

 

しかも、良い投稿があるとアクセスが増えるのがYouTubeの良いところ。昔ながらのレッスンプロの退屈なレッスン動画や自己満足のラウンド動画などは誰も見向きもしないが、アメリカ仕込みの最新スイング理論や、プロや上級者の本音が見られる動画などにはアクセスが集中する。たまに広告は入るが、すべて無料で見られる。

 

最近、ゴルフ練習場にいる人のスイングを見ていると、昔に比べて、若い人にヘンテコなスイング(明治の大砲、大根切り、手打ちなどなど)の人が減っているなと感じる。昔の人は下手な上司に教わってスイングの基礎を作ってしまったが、いまの人はYouTube動画でスイングを学んでいるからだと思う。

 

次回以降、中級者以上に役立つと思うチャンネル等を順次紹介していきたい。

初心者向けや女性向けは他の方に譲ります。