おはようございます\(^▽^)/!
摂食障害自助グループ
My Treeのアニーです
昨日は、長いことつどいをお休みされていた方がお顔を見せてくださいました。
My Tree初期の頃からの参加者さんで、熱心にほぼ毎回参加されていた方。
この方とお話するうちに、ある医師がおっしゃっていた言葉が浮かびました。
「病気の方は、その病になることで何か得をしているから病になるのだ」
という言葉です。
「病気でいることで会社に行くことができなくなるから面倒な人間関係を避けて生きることができる」
「病気だから家族から注意を向けてもらって労わってもらって、優しくしてもらえる」
「病気で働くことができないから、年金をもらって暮らすことができる」
人によってそのメリットは違えども
「人は「病気』になることで何か得をしているからその病気の状態を続けているのだ」とその医師はおっしゃるのです。
確かに
思い返してみると
わたしも、コロナ妖精🧚♀️💫になり寝込んだ時は「人生の大掃除」とも言えるような大きな変化が起きました。
それまで日々続けてきた「当たり前のこと」ができなくなったので、毎日寝ているだけ。
予約の入っていた全ての仕事をキャンセルすることになり
そして、食べることすらできなくなっていきました。
お手洗いは這うようにして行き
酷く肺を痛めてしまったようで、呼吸は常に苦しい状態
保健所から送られてきたオキシメーターで計ると、血中酸素飽和度は92%
ただ生きていることすらままならない状態
大好きなりんごを食べても美味しくなくて
水を飲んでも美味しくなくて
健康な人が飲んだらマズいと感じると言われるOS-1が美味しく感じるという(笑)
わたし自身が息をすることするすらままならないわけだから、家族のことなどできるわけもなく
ごはんを作ること
トイレ掃除をすること
お弁当を作ること
お風呂を沸かすこと
網戸をキレイにすること
玄関の床を拭くこと
靴を並べること
タンスの服の整理
娘の送り迎え
なーーんにもできない
このなーーんにもできない
これはその渦中にいる時には
ただ、ただ、辛くて
「得」「メリット」なんて思いもしないし
わたしはなりたくてこの状態でいるわけではない‼️と思っていたけれど
後々思い返してみると
あの「なーーんにもできない」状態でいた期間のおかげで
「わたし、誰かの役に立ってなくても生きていて良いんだ」と気がついたのでした。
わたしはこれから何をしていきたいのか?
わたしはなぜ産まれてきたのか?
本当の本当の本当は?
について考えるようになったのです。
元々こういったことを考えることが好きな子どもで、大人になってからもそうでしたが
より、深く、そして、単純に「こうして今日も命があること」に感謝するようになりました。
妖精🧚♀️💫さんで寝ていたのは約3ヶ月間
ほんの1週間ほど寝たきりでいただけで筋肉は落ちてしまって、どんどん歩けなくなりました。
少し動けるようになってからも立ち上がることがかなりしんどくて、家族の支えなしで歩くことができるようになり、完全に元気という状態になるまで6ヶ月かかりました。
日々の楽しみであったSNSも全く開くことができなくなって、丸々半年間は必要な用事以外スマホを開くことはありませんでした。
そんな中でも連絡を取り合っていた友人は極わずか
上っ面なつき合いだった人間関係は一掃され
今でも続いている友人たちとは以前よりも深いつながりになった気がします。
「本当にやりたいこと」だけを選んでするようになったこと
「一緒にいたいと心から感じる人」にだけ会いにいくようになぅたこと
は大きな収穫でした。
「病気になることで得をしているから病気でいる」
これが本当かどうか分かりませんが
今回、この話をしながらわたしたちはそれぞれ「今ここにいるわたし」を感じていたように思います。