なんとわたくし中居正広。30代最後の放送となってしまいました。こんばんは。ハガキ読むのやめよっか。フハハハ。30代最後か。SMAPが15歳のときにはじまって、はやもう25年になろうとしてる。あらためてこの25年をふりかえって。

僕はね、比較的もうね、去年おととしぐらいからかな。もうはやく40になりたくて。とにかくはやく。40までのね、1年ぐらいがすっげえ長く感じたんだよな~。もうはやくなりたい、っていうのがあったから。なんていうのか、40ってちょっとおもしろいもんね。俺、40だよ?ククク。昔、32、3で、オヤジ、オヤジとか言われて「俺なんかオヤジだよぉ~」とか言ってたけどさ。今「俺、オヤジだよ」って言ったら、周りも「うん、そうだよ」っていう。クククク。そうだよね。まいっちゃうね~。

自分が15~16、あるいは20代のときに描いてた40歳の像ってのはあったんですよ。それはプライベートだけじゃなくて仕事としてね。どんな40代になればいいのかな?と思って。でも自分が描いていた40歳にかぎりなく近かったね。理想に。理想に近い、なんていうのは最高に幸せなことだなって。理想に近いぐらい幸せだったら、もう。じゃあ、全部幸せじゃないか?いや、その間にはいろいろもちろん、おもわしくないようなことはいっぱいあったんだろうけど。でも、まあ、自分はこういうふうになりたいなぁ、って基本的な、こうこうなりたいなぁーって思ってた描いてた青写真には間違いなく近い、というか。

39から40のあいだの1年間ってのは、僕の中でもう一回どんぐらい仕事ができるのかなっていうのがちょっとあって。だからいろんなレギュラー番組のお話とかもらっても、全部受けてたし。この半年ぐらいはちょっともう尋常じゃないぐらい忙しくて。3月からドラマはじまって、特番があって、4月にシングルが出て。オリンピックがはじまって、ライブがはじまって。レギュラーが8本、今ありますんで。そうかんがえると、ちょうど30代になるころってこんな感じだったんですよ。30前後の1~2年ってのはオリンピックやったり、だとかそもそもライブもやってたし、ドラマももちろんやってましたし、でレギュラーもやっぱり5、7個ぐらいやってたのかな。そのぐらいできるのかな?と思ったんですけど、結果ね。できてないね。フハハ…カカカ。ちょっとね。やっぱね。あーあの感じじゃないなって。

でもまあ間違いなく、この40になりかけるこの半年っていうかこの1年はね、まったくもって充実した1年だったんじゃないのかな。10代とか20代とかはこの世界入って、SMAPになって、先輩たちも見てて。ちょうど88年にSMAPができた時にシブガキ隊が解散とかして。そんときにトシちゃんが事務所を独立する、みたいのがあって。でマッチさんとか、少年隊とか。光GENJI全盛のときですよね。光GENJIが解散して、男闘呼組が解散して、忍者が解散して、ってのを見てて。いずれかは、そういうのが22~3、23~4で解散とかしてるから、ま、俺も7~8年経ったらこうなんのかなぁと。

やりたいことが漠然とあったとしても、それがほんとに自分がやりたいことかどうかわかんない。でもなんとなく自分の中ではやっぱMCをやりたいなって。司会っていうものにすごく興味があったので。そのとき誰もやってないってのがあったので。まずSMAPの中でいちばんおしゃべりができるようになる。ジャニーズの中でいちばんおしゃべりができるようになる。芸能界の中で、ジャニーズなのにいちばんできる。なんかそういうのが漠然とあったのかな。

とはいえ20代ですから、やりたいことってのも漠然としてて。ちょっとふわふわしてるのは絶対あったんですよ。与えられた物は全部やろう。だからかっこいい芝居とかもラブストーリーとかもやったし。バラエティでもちょっとこれはおかしいんじゃないかな、ってバラエティとかもなくはないんですよ。それも全部やらせてもらって。だいたいアシスタント系のバラエティがすごくおおかった。20代はいろんなことをやって、歌もいろんな歌を歌わせてもらって、お芝居もいろんなお芝居をやらせてもらって、バラエティもいろんなバラエティをやって。ほんで30になったときに「あ、やっぱMCだな」って。自分でやっていきたいというか極めたいのは、やっぱりMCだなっていうのはブレなかった。

そっからかな。ドラマも毎年一本やってたものが何年かに一回になったりとか。歌はグループでやるもんですから、グループの歌もそんなに毎年…20代の時は1年に3曲とか4曲とか出てましたから。それがやっぱり1年に1曲になったりとか、1年に2曲になったりとか。減ってたりとかして。

僕はMCとかをジャニーズの立場でやるならばと思いながら考えてたのは、30代の10年間は1回ファンの子をこう、引き離す、というのかな。もし僕がMCとして確立をするためには、1回嫌われるというか。そういうのをやんなきゃいけないんじゃないのかな。20代のときは「好きな食べ物なんですか」とか「好きな女性のタイプはやさしい人」とか。「でも恋はしないんですよ」なんて言いながらの20代。でも今後ちゃんとしたMCをやるにあたって「結婚生活いかがですか」って聞いて自分は恋愛の話は全くしない司会者は卑怯だ、みたいなことが。ちょっとそこらへんに出てきてたんだろうね。ビストロとかやってて。

自分が聞かれてやなことは基本的にはききたくないし。でも答えていただけるのならききたいな。でもきくんならば、きかれたときにしっかり答えるスタンスでいたいな。彼氏とか彼女とか結婚生活どうですか?中居君は?恋してんの?彼女いるの?って言われた時に「や、それはちょっとNGなんですけど。あんま言いたくないんですが」それがちょっと。そんな話術がないので。今だったら「彼女いるの?」つったら「え、SMAP恋愛禁止なんですよ」っていう笑いができるんですけど。その当時はそんな感じじゃないので。まだ。

だからこの10年間で40からのMCをかんがえたときに、ファンの子を引き離すって言いかたはちょっと語弊があって、誤解を生んではあれなんですけど。ユーモアの中で、そういう恋愛談とか、なんかエッチな話とかを意識して話す10年だったんですよ。あえてちょっと下ネタとか、あえて女の子のおっぱいの話とか。ダメなんですよ、ほんとは。フハハハ。ダメなんですけど。これが役者だけだったらべつにいいんですよ。当たりさわりのないのでなんとか切り抜けることできますけど、聞き手なので。

40になった時に僕がやりたいことを描いてる青写真と近づけるためには、一回今は。20代はSMAPのグループ、アイドルだからできているMC、司会者。30代、40になったときのことをかんがえると、この30代の10年間どうやって過ごそうかな。一回離す。おかげさまでっていうか、今僕が女の子の話をして、マネージャーがザワザワすることはまずないじゃないですか。ククククク。「ちょっとすいません。今のだけNGでお願いできますか」みたいのが皆無ですよ。うん。マネージャーがこうやって収録中見てて「今の女の子の話出たからダメだ」「ちょっとあれNGだな」みたいな。もう今ないですよね。それはよくできた10年だったんじゃないのかな、と思いますけどね。

だからやな思いをするような子もいたと思うんですよね。ファンの子とか。でも、ねっ。彼女はやっぱりいっぱいいる、って言い続けたいですし。「彼女がいっぱいいる」なんてもってのほかでしょ。それでも「SMAPだから」ってことなんでしょうけどね。そんなことを言い続けて。やっぱ続けることって大事で。言い続けるとおかげで10年経ったらそれはもう、ほんっとにもう、ふつうにそんな話したら「こいつまたくっだらないこと言ってるわ」みたいな雰囲気の中でお客さんも笑ってくれるので。これはやってきてよかったなと思いますね。
 
最初の1年とかやっぱ、ちょっと不安。ファンの子とかいなくなっちゃうじゃないか、とか人気がなくなるんじゃないか、っていうさ。たとえば10代20代、アイドル全盛だから、そんな感じ。「人気がなくなるんじゃないか」って。

でも本物の人気ってなんだろうな。ほんとに人を惹きつけるってどういうことなのかな。その10年は一回ちょっと、ファンの子を離すじゃないけども、そんな10年にして。どんな話をしても「なんか中居君が出てておもしろいな」っていうような、新しいアイドル像ができればいいのかな、なんて思いながら。

でもほんとおかげさまでね、今こうやってみなさん慣れたから。笑ってあれして。最初のころやっぱちょっとね。当時パソコンとかあんまなくて。ハガキがすごくて。しょうがないよね。「これからデートなんで」そんなの言っちゃダメだよね。でもやり続けることは大事というか。そうだね。やってきてよかったなって。だから27時間テレビの深夜のさ、三時、五時ぐらいでエッチなときとか、べつにいても違和感がなくなってきたというか。いちゃいけないんだけどさ「ウエ~」って笑ってても、もう大丈夫になったんだろうね。ちいさい嫉妬がなくなってきた、ってのかな。

でも逆に言うともうラブストーリでキスシーンとかできないね。20代はそういうチュッってのは2回ぐらいかな。ありましたけど、基本NGですよね。生々しいほうは、笑えないのはダメだね。ラブストーリーは絶対、できないね。無理だもん、もう。それは20代で気づいたの。感じたこと。うん。

だから10年間っていうのは、良い40代を突き進む上では、うーん。しっかり40代のための準備ができた10年間だったんじゃないかなって。さあ、次は僕が考えてる50になるときの準備を。この10年間、この40代を50になるための準備だと思ってますんで。どういう風なあれなのかなぁ。ふわふわしたのありますから。その準備ができるように、40代の10年間を過ごしていこうかなって思いますけども。えっ50代はどんなふうになりたいかって。それは50になったときに言おうかな?

50になってさ、これやってんのかな、俺。やってたらカッコイイ?カッコよくないって、そんな。50になって「えへへへ~」「俺、昨日またウィンナー食ってたんだよ~」つって。「なにも食うもんなくてさー」なんて俺言ってんのかな。勘弁してくれよなー、ほんっとに。「昨日おとといその前って三日間俺ウインナーなのよ。夜。」「帰ってくるのが三時、四時になって、でも飲みたいから一杯。つまみがないと飲めないからさ、冷蔵庫に入ってるの納豆とウインナーしかないのよ。ウインナー、納豆ウインナー、ウインナー」やばいよね。でもさ、なんだこれ、みすぼらしい、って思うかもしんないけども、これがあんま悪くない、っていうね。めんどくさくなってくるね。これたぶん明日もウインナーだなって。

40になったら、しぶくいきます。また来週~。さよなら、30代~。