典型的な不注意型のADHD
・毎日忘れものをする。
とにかく忘れ物の多い小学生でした。
私のクラスでは、忘れ物をしたときは授業 のはじめに教卓まで行って先生に申告しなければいけないことになっていたので、毎回とても恥ずかしかったです。
しかも私は授業に必要な物を1つ入れ忘れるとかいうレベルではなく、時間割を見て明日の科目の教科書を用意するという作業自体を忘れている感じなので、ほとんどの授業で教科書も何もないということもざらでした。
クラスメイトの男子児童に、「○○(私)さんてわざといつも忘れてくるんでしょ?」と言われたことを今も覚えています。
毎日毎時間のように忘れ物を申告している私に、クラスメイトも呆れていたのだと思います。
・整理整頓ができない。
机の引き出しはいつも汚かったです。ノートの書き方もぐちゃぐちゃ。私はとにかく思考が飛びやすいので、引き出しの中に物を入れている間にもう頭は別のことを考えていて、どこに置くかまで気が回らない状態でした。周りの綺麗な引き出しと自分の乱れた引き出しの中を比べて焦り、たま~に整頓して綺麗にするのですが、思考の飛びやすさは変わらないので、数日すると元通りに。
勉強ノートも、計算問題は罫線を無視して思いついた式をあちこちに書きなぐっているので、後から自分でみてもどう問題を解いたのか分からずじまいでした。
この2つに関しては、通知表でも常に生活指導欄で注意されていました。
・空想癖が激しい。
頭の中はいつも現実に無いことを考えていました。
空想しようと思って空想しているわけではなく、一人登下校の道を歩いている時や、夜寝る前など、自然と頭の中が突飛な空想で満たされていきました。私自身がめちゃくちゃ強くなったらとか、学校に爆弾が仕掛けられたらとか、近所の大きなお家に住む人と親戚関係だったらとか。しかも低学年のころは、その空想を現実だと誤解して母親に「わたしこの家の人と親戚なの」と話していた記憶があります。母親は訳が分からなかったでしょうね。今思い出しても恥ずかしい。
・周りとのコミュニケーションが取れない。
私が小学生時代にできた友達は1人だけ。周りの人に自分がどう見られているのかをすごく気にしていて、嫌われたくないという意識が強すぎるあまり、他のクラスメイトとは気軽に話せませんでした。その友達相手だと冗談を言って笑わせることもできるのに、他の人相手だと普通の会話もぎこちない。
学校行事などで交流のあった他のクラスの子が優しくしてくれると、もしこの人と同じクラスになったら私の本性がばれて嫌われてしまうから同じクラスになりたくないな、とすら思っていました。今思えば、その考え方が嫌われる原因を作っていたと思います。
ただこれは余談ですが、私のこの症状はADHDよりも、愛着障害とか、アスペルガーと関係があるのかなと思います。
愛着障害は生まれつきの障害ではなく、育てられた家族との関係によって生じる対人関係の歪みで、1歳半までに母親にどう育てられてきたかが重要になってくるそうです。
アスペルガーは有名ですが、ADHDと併発することも多い発達障害で、主に対人関係に問題が出てきます。
当時は当然自分が障害だなんて思っていないのですが、自分は変なんだ、なにかおかしいという感覚はありました。普通でない自分が他人と関わってそれがばれてしまうことを何よりも恐れていました。また、他の病気で生まれつき滑舌も大変悪かったので、(常に口にものを詰めて話しているような喋り方でした)からかわれることも多く、支援学級に行きたいと本気で思っていました。
ただそれを家族にも誰にも話すことはできず、一人悶々と悩みを抱えるか、空想に逃げるかのどちらかでした。