西平せれなの創象秘話【I am Selephant】 -5ページ目

白昼の御プロトコル



汗滴るしよく乾く、ずいぶんとハラハラさせてくれる今季の仕業に掌でルンバを踊らされてるようです。おいでよ秩序、と大きな声で。

足をポキポキ回しながら、一度も行ったことのないラジオ体操を思い出してはそれでもこの時期にきちんと口ずさんでしまっている不思議をからかいながらじんわり汗をかく。しかしそれより人類の課題はもっと効率のいいスイカの冷やし方。あと、頑張れ傘業界。もっとちゃんと雨に濡れない傘を。あと、黒板業界。もっとみんなに好かれる黒板を。触れたくなるような黒板を。

久々の本格オフだからか、寝る前に飲んだ苦すぎるコーヒーのせいなのかわからないけど三千年くらい眠っていたブログを急に更新しようと思った東京出張中の朝。なんでいま。

刺激と解放を繰り返すこの街はやはり不思議、予期せぬ創造の粒によく出逢う。私は何に動かされているのかわからないけどとにかくよく喋るのは頭、首から足にかけてそれは自分というもの。動かされている感覚というか頭を使うか、心を使うかの日々葛藤。
(↑え、なんか途中からすごい指が勝手に動いてよくわかんなくなった)

ササクレに引っかかるタオルケットの糸とか、ピアスの穴を通り抜けたお気に入りみたいに私も何かに絡まったり引っかかったりしながら進んでいるけれどたとえ胸が頗る縮こまる瞬間にも音は絶えないなあと思うのです。静寂の中にこそ音楽が流れているように。

刻一刻と迫るその日を恋しく思ったり、恐れたりするが故に増えてゆく記録物。
ですね、がんばります

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申2016

明けましておめでとうございますというには遅すぎるブログを、振り返るにも軽く、再開にもつまるブログを、そんな2015年かなり発酵させてしまったブログを、なぜか調子の悪いPCを再起動させるブーンの音で思い出して辿り着きました明けましておめでとうございます。

私は今、肩書きをつけるならば“奄美黒糖焼酎杜氏見習いミュージシャン”として活動しています。(なんかそう言うとイカツイ) 
 
毎日神経の緩急と溢れる閃きや共鳴の中にいて周りの人や出会いや再会に助けられながらがむしゃらにもがいている幸せな毎日です。

とにかく私は今、1年前帰省して来た時には想像もできなかったくらいの奇跡の中にいると感じています。
これは紛れもなく周りの方々や応援してくださってる皆様のおかげです。
感謝感謝なのです。

今後もその愛を力に強くおもしろく清らかにおもしろく精一杯おもしろくおもしろくおもしろくやっていきたいと思います。
(こんなに真面目な事を書くつもりはありませんでしたのに、つい。)



(因みに活字疲れの方用のブログはこちら→第0回「西平せれなの、象の耳ブログ」)

(杜氏見習いの活動についてはこちら→



酒造りも音楽作りも神秘です。止まらない創造欲に希望を持って最高を追求し続けたいと思います。

写真は入学式の写真
ではありません。先日母校(奄美小学校)でライブをさせていただいた時の写真です。
新たな気持ちで
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今年もビックリ箱のようなあっと驚く楽しい企みを放ってゆきます。
2016年皆様にとってよいお年になりますように◎

西平せれな

月KiSS月


重なる夏の日に焼けてこびり付いたシミみたいに気付けば心も凝り固まった欲まみれ、どこか修行にでも行かねばと思うのもまた欲で▶︎無駄に焦燥狂ってるのは誰のせいだろうと考えている。

音もなくスルスル流れる雲から覗く月はレース越しの見てはいけないもののような妖艶さがありました。贅沢を見下すというよりは、慣れが育てた安っぽさを笑うよう。初めての経験が懐かしい発見に変わってゆく日々も悪くないですね、が写真に写らない自然の演出に見出す答え▶︎無駄に自分勝手なのは誰のせいだろうと考えている。

夏の終わりは衣替えが惜しいし、バングラディッシュ人が作ったカレーには唇奪われたし▶︎無駄にヒリヒリ荒れ放題なのは誰のせいだろうと考えている。

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夜の誘惑(甘め)



こわいものリスト

クシャミの音
柔らかい着ぐるみ
画用紙の手触り
「This man」
可愛いチョコ


お一つどうぞ
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もうテレビも曇ってしまうくらいの恐怖が飛び散って。

いい世界になるかしら。

命がけで出ていくもの
命がけで待っているもの

過去を両手に持たされた過去も晒されて。

いずれ慣れていくかしら。

さいきんのできごと、とても、にほんじゃないみたい、かぞくじゃないみたい、こいびとじゃないみたい、ともだちじゃないみたい。

部屋の隙間にストローをぶっさして吸い込むように。
憎しみが力になるとさえ思っていた時代は今宵の強風により早送り▶︎▶︎

世の中には呪い(漠然)というものが存在してだな、それは昔話ではないのだよ、人の念は人を生むし人を殺す。


昼寝のしすぎは夜更かしの友達。


もう一つどうぞ
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「大人の快眠講座」前編




今更ですが。
カメラマン三木義彦さんがとても素敵な写真と映像を送ってくださったので描きためていた思いと共に振り返りました。



2014.12.5.
西平せれな生誕前夜のなんちゃってシャンソンショー
第一回「大人の快眠講座」
@渋谷ラストワルツ



あれから東京を離れ、年も越してしまい、もう随分と昔のことのように感じますが。
でも時が経った今もあの日の感想をくださる方や、忘れられないと言ってくださる方がいらしてとても嬉しいです。

そしてそのほとんどが「出演者が全員素敵だった」という感想で、私の愛する人たちを愛する人たちが愛してくれてもうそれって創造者冥利に尽きまくるこの上ない幸せな現象、勝手に鼻高々だし「そのライブ見たかった」と思ってしまうくらいの素敵な感想をくださる皆さんをまた愛してしまう。
なにこの平和ループ!

あぁ皆さんに育てていただいているのだなぁ心も音楽も。
だからこそもっともっと驚かせたいし喜ばせたい!と思ってしまう。
なにこの平和ループ!

たくさんの方に見ていただいて本当に嬉しかったです。
そして来られなかった方にも少しでもお雰囲気伝わればなぁと思います。

そんなわけで
束の間のタイムスリップ!





⚫︎⚫︎⚫︎





2014.12.5.




この日
ラストワルツへ入りますとキレイなお花が!
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そしてお鼻が!(可愛!)
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素敵なお出迎えにどこ底を蠢いていた不安が底力に変わったようで。最高の夜にする事を改めて誓った瞬間でした。


そして、始まりました。

第一部
本間太郎さんのピアノの魔法で静かになった客席にぼんやり目覚めを投影するように◎
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一曲目はギリシャ神話に出てくる女神を歌った「μουσικη (ムシケ)」
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いつもは最後に歌う事が多いこの曲をこの日は敢えて最初にやってみたのですが、なんだかこれまでのライブを巻き戻すような。不思議な感覚でした。





そして初披露。

客席から西川大貴氏をさらってのデュエット。
(※オペラ座の怪人ではありません)
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この曲は“剥製にされた男”と“残された女”の時を超えたラブソングだったわけですが。ライブでもお話した通り、私がある日実際に友達から言われた「私が死んだら剥製にしてね」っていう冗談に衝撃を受けた事から生まれた曲で、ずっとやりたかったテーマであります。

愛する人の抜け殻だけがそこに残っても同じように愛してると言えるのか、とか、いつしか遺言となってしまう何気ない言葉をいざという時どう生かすべきなのかとか、そもそもあなたは本当にそれを望んでいたのかとかとか
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西川氏と演るにあたって彼の声を脳内再生させながら作ったらあぁなって、西川氏にはせれな節だって言われたけど(w)私的にはかなり新鮮できっと彼がいなければできない新境地だったように思う。
西川氏、かっちょよかったなぁ。
映像見て、西川の色気!!って叫んだ。CD化したい。
ねぇ西川氏、CD化したい。
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その後
大都会から大自然への逃亡「東京車窓」
FaceBookをひにくった「ネットで人魚救い」
と続きまして
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突然の山田由梨生着替え!(oh♡)
からの「大人の快眠講座」
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眠れない女(山田由梨)に謎の女(私)が“大人の快眠講座”という本を渡すところから始まるんだけど、いたってシンプルなその本の内容よりも彼女の中に蔓延った大量の情報や雑念が膨らんでしまって結局眠れないっていう、これは、、、コメディ?笑

色んな見方があったと思うのですがどういう風に伝わっただろうか。因みに答えは未だ見つかっていません。笑

“子供の頃の彼女が、大人になって不眠症になってしまった自分を助けようとする話”

っていうのが私的にしっくりきてるん
だけど。自分自身や他人の“ピュア”と無意識に争う図
(アンダーザマクに通じるわね)
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でも単に
“女性に本を売りつける詐欺セールスレディの話”
にも見えたりして
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どちらにしても、誘惑だらけの世の中に翻弄されてたら知らない間にだめになっちゃいそうね、っていうことね。

これももうずっとやりたかったテーマ+私の山田由梨への愛!が生んだ作品。ギリギリのギリギリまで二人であぁだこうだして、とってもスリリングな体験でした。笑

彼女のこの顔、
幸せな気持ちになっちゃう。
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これは映像化したい、
由梨ちゃん、映像化したい。
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【一部セットリスト】
1.μουσικη (ムシケ)
2.剥製男と残留女のラブソング (w.西川大貴)
3.東京車窓
4.ネットで人魚救い
5.大人の快眠講座 (w.山田由梨)


才能溢れるお二人。お忙しい中ありがとう。奄美で新作書いて待ってるわ◎
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そしてヘアメイクは今回唯一の奄美人、
福山真由子でした。
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当日はバタバタで気付けなかったのですが家に帰って髪を解いた時に泣きました。
こんなにも繊細に複雑に創ってくれていたんだと。....大きな愛を感じました。

彼女とは東京に出てきてからずっと一緒に創造することを夢見て今回やっと実現できました。友人としてもアーティストとしても尊敬する彼女とはこれからも一緒に成長してまた創造していきたひ◎




夢は叶って
また新しく生まれたのでした



二部へつづく
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