そうして、俺はちょこちょこ913の住民から913情報を聞き出すようになった。
どうやら65件やその他が頑張っているらしい。
申し訳ないことをしたが、なんとかやっていてよかったなとホッとしていた。
なんだか別れた彼女みたいだな、気持ちが悪いww
楽しくやっていてくれればそれでいい。俺が抜けておかしくなっていなければそれでよかった。
そうしてこれからは俺のニコニコ生放送が一番乗っていたときだ。
オリジナル企画もいくつか生まれたし、釣り放送でもとにかく楽しくやっていた。アンケートも使えるようになったしな。
現在の俺の放送を見ている方からすればアンケート機能のない俺の放送など肉のないハンバーガーのようなものかもしれない。それぐらいうちの放送にとってアンケートは必須機能になった。
プライベートのほうも同棲を始めたばかりではあったが、とりたてて問題はなく進んでいた。
この頃からR18関連の企画にも積極的に参加するようになった。
R18を盛り上げよう放送とかな。色んな交流が増えたし知り合いも増えたし一応R18の一員?みたいな感じではあったと思う。
当時R18には大きなコミュニティがいくつかあって、そのあたりの界隈って言うと語弊があるかもしれないがそういう方々とも関わりがあったはあったんだ。
でもうちは結構うちにしか来ないとか、913界隈だったりが多かったもんだからどっか距離があったような気はする。
なにより放送内容が他と比べると特殊だったし、裏で絡んだこととかなかったもんな。
そうしてニコニコ生放送を楽しんでいた俺だが、ニコニコでもこえ部でもないサイトである事件が起こることをまだ予想していなかった。

第2章3部 完
今まで余り熱心にやっていなかったニコニコ生放送を始める。
この時すでに生主歴は10ヶ月ぐらいだったように思う。
コミュニティ人数で言ったら200ぐらい。釣り放送とかもほとんどやっていなかったし。
だが、やり始めると順調に人が増え始めた。他のR18生主たちとの交流も増え、こえ部で揉まれていた俺はニコ生でもそれなりに喋れるという無駄な自信も確信に変わった。今こう書くと痛々しいけどね。
その頃、テツとチャットしていると、せっかくなら1000人を目指せと言われた。
「お前1000人超すまで結婚すんな」
こう言われた。まったくはた迷惑な話だ。人の人生を一体なんだと思っているのだろう。
その時がたしか9月。結婚予定が4月だった。半年以上ある。それを踏まえ、なぜか俺は
「1000人かー・・・・わかった」
未だにバカなんじゃないのかと思う。なぜネットの趣味に人生を賭けたのか未だにわけがわからないw
まあ、その時は無駄に勢いもあったし、今思い返せば黄金期という奴だったんだろう。余裕で出来る気がしていた。
リスナーも自分の常連達が出来たし、チャットで仲良くなったりもしたし。充実していた。
それと同時に大変さも感じていた。
普通に社会人をしていると日が変わる前にはだいたい寝るし、何より俺は同棲中だ。一人暮らしではないし自分の部屋すらない。フラグも多い。
そういった人間がネット住民をまとめるのは一苦労だ。なにせ、自分が寝る時間には起きていてフラグなぞまったく気にしないような連中が多いのだから。
そして人間が集まればどうしてもリーダーが必要になる。そうでなければ回らない、なにかしら問題が起きる。
それをまとめるのは本当に手間がかかるものだ。時間がない社会人にはひどく大変な問題だった。
そうした時今までの自分の立ち位置とテツの立ち位置を見直すいい機会にはなった。
テツがいかに大変であったか。また自分の立ち位置がいかに重要であったか。
それを再認識するとまた、あの場所が心配になってしまう自分がいた。

第5章2部完
こえ部にいかなくなって俺は凄くヒマになった。
いつもそこにいる仲間たちと話していたのにそれがないって言うのは
なにか喪失感のようなものを感じていた。

でもネットをやめるつもりはまったくなかったからとにかく放送を見るようになった

放送はじめた当初みたいに色んなところに行くようになったし

喋るのは習慣みたいになってたから放送回数が増えていった。

それでもやっぱり寂しかったんだろうね、俺は自分の常連会議チャットを作った。

2~3日に1枠とか2枠しかしないようなマイペース放送でもずっと通ってくれてる
やつらもいるしそいつらのことを知りたいなって思ったんだ。

俺がいなくなった後にこえ部に通いだしたやつらもなぜか放送来てくれてたりして
たからちゃんと話してみたかったし。

会議チャットもそれなりに盛り上がってたし楽しかった。

そうして俺は今度はニコ生に生主としてのめり込んでいくことになる。