僕の実家、栃木県那須烏山市には450年の歴史を持つ「山あげ祭り」があります喜び


ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、栃木では有名なお祭りですまつり


概要はWikipedia に載っていますので、ご覧ください。


山あげ祭りは八雲神社のお祭り鳥居ですので、当然神様神を乗せた「神輿」が登場します。


出御祭(1日目 金曜日) あたしゃ神様だよ

早朝、当番町が八雲神社から神輿御輿2を降ろしてきます。
神輿はそのまま当番町内を巡り御仮殿に納めます。


渡御祭(2日目 土曜日)
早朝、再来年当番町により神輿が御仮殿を出発し、旧烏山市街を巡行喜びします。
その間、当番町は各所での山あげを行います。


還御祭(3日目 日曜日)


夕方5時ころ、来年当番町により神輿が御仮殿を出発します。

神輿は0時頃まで市内を巡り、八雲神社へ帰って行きます。


昔は朝方まで担いだりしたそうですが、警察警官や、安全面から今は0時ころにはお帰りになります。


るーとのブログ-mikoshi


とはいっても都合7時間も担いでいることになります。



祭りは6町で輪番制ですが、上記のように3年連続で神輿を担ぐことになります。


2日目の渡御では各町を一周します。神様のご挨拶ですおっす!

神輿の先頭は担いでいる担当町の世話人です。

その後に太鼓持ち太鼓や賽銭箱持ちが続きます。


なぜか、なぎなたなぎなたを持った天狗天狗もいっしょに歩きます走る
この天狗のなぎなたで頭をなでてもらうとお利口になるといわれています。
僕も子供のころなでてもらいましたboy


お神輿が町の領域に進入する際には、地元若衆は町の境界できちんとお迎えをします。


まず、担いでいる若衆の木頭は訪問の挨拶をしますよろしく
そして、地元若衆の木頭はそれに応えて歓迎の口上を述べますいらっしゃい2
こういうところは昔ながらの義理をきちんとを果たします義理
かっこいいです。


山あげの移動の際にも、他町に移動する場合は、屋台係りは半纏はっぴ

を脱いで正装浴衣で訪問します。
(自町内の場合は半纏のままです)

このへんもきちんとしています。





僕の実家、栃木県那須烏山市には450年の歴史を持つ「山あげ祭り」があります喜び


ご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんが、栃木では有名なお祭りですまつり


概要はWikipedia に載っていますので、ご覧ください。


僕も若い時分に、若衆として参加しましたので、一般的には公表されていない部分を書いてみたいと思います。


山あげ祭りは3日間行われますが、

通常は最終日の夕方に「ぶんぬき」という行事を行います祭

今年は450周年ということで、2回やったみたいです。

るーとのブログ-mototayatai

ぶんぬきは、八雲神社鳥居の前に各町の屋台が集まり、

太鼓や鉦を鳴らしあい、大声ウォーを出し合う競演です。

各若衆団の気合を見せ合う場面で、異様な盛り上がりを見られます。

まず、各町の屋台が当番町屋台の周囲に放射状に

中心部に向かって集合します。

慣例として当番町の木頭が仕切ります。

木頭の笛ホイッスルの合図で一斉にスタートします。


合図がなったらお囃子は太鼓太鼓や鉦を連打し、

よし笛はピーピーと思いっきり吹きまくります。

各屋台の前にはそれぞれの木頭が立ち、

拍子木を振り上げお囃子を盛り上げます。


それにあわせ、若衆たちが「うぉーうぉー」ウォーと歓声をあげたり、「わっしょい、わっしょい」喜びと掛け声をかけたり、
中には拳頑張るを突き上げたり、一升瓶お酒をラッパ飲みしたりします。



るーとのブログ-bunnuki


時間は10分~15分程度です。
当番町の木頭の笛ホイッスルで終了となります。


山あげ祭りで最も盛り上がる場面かもしれません。

僕の実家、栃木県那須烏山市には450年の歴史を持つ「山あげ祭り」があります喜び


ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと変わったお祭りですまつり


るーとのブログ-山あげ


概要はWikipedia に載っていますので、ご覧ください。


僕も若い時分に、若衆として参加しましたので、一般的には公表されていない部分を書いてみたいと思います。


祭りの際、神社伊勢神宮の奉納余興として歌舞伎の公演を行うのですが、舞台となるのは屋外です。
旧烏山町内の各所の通りに、大道具類をを組んで舞台を作ります。


まず、屋台の前方部分(御拝)と「舞台」その後ろに「橋・波」「館」と大道具が並びます。
さらに背景として、前山・中山・大山と烏山特産の和紙で使った「山」が並びます。
大山は高さ10mを越します。


「山」の作成はその年の春くらいから始まります。

ですから、若衆たちの祭りにかける意気込みは相当なものがあります。



るーとのブログ-作成
作成の様子

1日に6回くらい各所に移動して公演を行います。(毎年、7月の第4金・土・日曜日の3日間)
ですから、若衆たちは舞台を組み立て、公演が終わると、
「山」など舞台一式をすべて片付け、次の公演地に向かいます。


「山あげ祭り」の見どころのひとつはこの舞台背景「山」の組み立て・立ち上げと片付けです。


大山は、若衆たちが木頭の合図で立ち上げ、さらにロープで山の先端部分を引き上げます目
完成すると観客から拍手が起こりますぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱちぱち



るーとのブログ-立ち上げ

片付けは、この山を倒し、部品をテキパキとはずしていきます。
このスピードが尋常じゃない。この速さは若衆の一糸乱れぬ団結力を現すものです。


分解した部品は「地車」という台車に載せて移動します。
これがまた大変。



るーとのブログ-地車

木製のでっかい台車を若衆が引っ張って運びます。
方向転換は若衆が笛の合図で人力で方向を変えます。
もちろんブレーキはありませんので、止めるときは車輪の前に竹の棒を投げつけて止めます。
近くで見るとすごい迫力です。


行く機会があればぜひこちらもご覧くださいね。