ぶれいぼういのブログ

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 東海地方でロープウエーを運行する全8社が、こだわりの技術やゴンドラの写真、運転速度など各種データを記載した「ロープウエーカード」を、2014年1月からそろって乗客に配布する。中高年の山歩きブームなどで東海地方のロープウエー利用客は安定しているが、カードを収集するマニアの心もくすぐり、人気を高めたい考えだ。

 発行するのは、御在所ロープウエイ(三重県菰野町)▽金華山ロープウェー(岐阜市)▽新穂高ロープウェイ(岐阜県高山市)と静岡県内の▽下田ロープウェイ(静岡県下田市)▽アタミロープウェイ(同県熱海市)▽伊豆の国パノラマパークロープウェイ(同県伊豆の国市)▽日本平ロープウェイ(静岡市)▽かんざんじロープウェイ(浜松市)。カードは縦約9センチ、横約6センチに統一。記載されるデータにはロープの太さや発車間隔など細かな情報も含まれ、こだわり技術は「ゴンドラに日本で初めて扇風機を設置」(金華山)「支柱の高さ61メートルは日本一」(御在所)などとアピールする。乗車券としては使えない。

 同様の「ダムカード」が2007年から全国のダム管理事務所などで配布され、マニアなどの人気を集めている。これを知った御在所ロープウエイが今年7月、独自にカードを製作。5000枚を乗客に無料配布したところ、「客が目に見えて増えたわけではないが、ホームページを見て東京から来た人もいた」と一定の反響があった。これを受け、東海地方の各社に呼びかけ、足並みがそろった。

 1月から金華山ロープウェーは5000枚を製作し、イベントでの無料配布を計画している。御在所ロープウエイは2万枚を製作し、配布イベントを行うほか、切符売り場でも希望者に配る予定。両社とも近年の年間乗客数は55万~57万人程度で推移しているが、「カードが利用者をさらに増やすきっかけになってほしい」と期待している。