亜矢「たのもー!」


大将「へいらっしゃい!」


望美「オヤジ、今日の貝はなにがある?」


大将「帆立、赤貝、あおやぎ、石垣貝、みる貝、ホッキ、トリ貝、牡蠣だな」


望美「では一通り頼む。牡蠣は酒蒸し。あとは握りで」


大将「おいおい嬢ちゃん、貝しか食べないのかい?」


望美「さすがオヤジ。オヤジギャグ……」


大将「ぎゃ、ギャグなんかじゃねぇよ!」


望美「……ツンデレ? まぁいいや。今日は貝づくしな気分」


亜矢「貝づくし望美! な、なんかエロッ」


優「亜矢ちゃん、お店の中でエロッなんて叫んじゃダメだよ……」


大将「そっちの嬢ちゃん二人はなんにするよ?」


亜矢「お勧めをお任せで!」


大将「お勧めとあらば出したいものはいろいろあるが、懐は大丈夫かい?」


望美「問題ない。今からオヤジは私たちにタダで食わせたくなーる……食わせたくなーる……も゛も゛も゛も゛も゛」


優「あははは……いくらなんでもタダなんてそんな」


大将「いよぉぉし! ならば三十貫食いきったら出血無料大サービスだ!」


亜矢「勝った! 第三部完!!」


優「えぇぇっ!? ま、まさか……やるの? ひとり、三十貫?」


望美「フヒ……負ける気がしない」


優「わたしだけ無理だよぉぉっ!」



秋 史恭@脚本 とりとめもなく5分書きトライアル。貝づくしな人をこの前すし屋で見かけたので(*´Д`)