将太「あ、あけましておめでとう……咲……」


咲「……新年早々なのに、なんか疲れきってるな」


将太「ふっ。まぁ、聞いてくれよ、フロイトも顔をしかめるような俺の初夢の話を……」


咲「……言うなって言っても話すんだろ?」


将太「あぁ、話すさ!! あったりまえだろがぁ!!」


将太「BGMスターット! カチッっとな」


ちゃららら~♪


将太「俺の初夢は……なぜか初夏の……そして自分が小学生になった夢だった……」


将太「校庭にはテーブルクロスをぴっちりとかけた3メートル位の大きな勉強机……」


将太「俺はなぜかお誕生日席に座らされ、ナイフとフォークを持たされていたんだ……」


将太「まわりには同じような子どもたち、そして目の前には……」


将太「なんと白衣を着てるあんこ先生がいたんだ!!」


将太「そしてなんでか知らないが目玉焼きが8種類出てきてひたすら食べ比べをさせられたんだぁ!!」


咲「はぁ……」


将太「死ぬほど目玉焼きを食わされたが、夢はこれで終わらなかった……」


将太「もう腹がいっぱいで苦しくて苦しくて仕方ないのに」


将太「先生ったら今度は目玉焼きにタルタルソースまで乗せはじめたんだ! ちょーっ笑顔で!!」


将太「しかもあんこ先生、次は俺に500円の高級醤油を買って来いっていうんだぜ!?」


将太「500円の醤油って高級なのか!? なぁどうなんだ咲!?」


咲「さ、さぁ……」


将太「おまけに500円玉もらうためにもまた目玉焼きを食べさせられたんだよぉおおおおっ!!」


将太「なぁわかるか、咲!! 俺の苦しみがぁ!!」


咲「ちょ……ちょっとだけな」


将太「もっとわかってくれよぉおおおおおおおおおーーー!!」





関根聡子@実際の夢はあんこ先生ではなくドクターハウス先生でした。