あけましておめでとうございます秋月です(超遅い)。いや、今年初の『se・きらら』ブログなもので。

シナリオライターのお仕事に「収録に立ち会う」というものがあります。書いた脚本に万が一不備があったり、声をあてて下さる役者さんから何か質問があった時などに備えて……というわけで、基本的にはその場にいるだけです(笑)。音の現場は音響監督さんや役者さんたち、そのジャンルの「プロ」にお任せした方が確実ですからね。
で、担当させて頂いたメインキャラクター(優)は元より、『se・きらら』では関係の深いサブキャラクターのアフレコにも立ち会わせて頂いているのですが……まぁ、贅沢というか、はっちゃけてきてますよ。

先日公式サイトにも掲載されたばかりの将太ばかりでなく、イベント配布の小冊子で少しお目見えしている優の弟妹・、そしてまだまだヒミツのあの人やこの人……。芸達者な役者さんたちが、こちらの想定を斜め上に向かって越えた演技をあててくださっています。
なんというか、その場で声を聞いているだけで、その台詞を喋っているキャラクターが動く仕草まで脳裏に浮かんでくるんです。笑ったり泣いたり、怒ったり、腕を振り上げたり息を切らせたりetc.etc.……。
まだモニタにも登場していないはずのキャラクターたちが、その場で息づいているような……まさに「役者がキャラクターに魂を込めている」瞬間。

『se・きらら』、ぜひ音声をスキップすることなく、隅から隅まで繰り返し聞いて欲しいドラマです。


秋月ひろ@シナリオ