更新がすっかり滞ってしまっておりました。僕、上江洲です。時空を超えたひどい遅刻です。ひどい!
 国民的ガールフレンドを愛でているでも、悪魔合体をしているでも無く、本当に忙殺されておりましたよ。

 さて、前回の続きです——。
 18禁という、表現が(割と)自由なことが、僕にとっては「壁」であったという話でした。

 どこまでもやってよいが、その中で一つ一つを自分の判断で決めていかねばならない。
 これは一大事。セオリーや技巧がわからない中では、使い古したものさしを振るうことが出来ません。
 暗中模索。見えない敵と戦い続けているようなものです。
 途方に暮れながらも、少しずつ手応えを感じていくしかなかったのです。トライ&エラーです。

 se・きららは協議制で作られています。
 それこそキャラクターの瞳の色に至るまで、総員の了解の下、決められていきました。
 とにかく時間が掛かる方法でした。しかし、会議の度に手応えは感じていました。
 そうやって、se・きららは一歩ずつ一歩ずつ作っていく方法を取っているのです。
 今にして思うと、これは非常にアメリカン。
 おお、ハリウッド映画スタイルじゃないか!
(制作費がかさんでしまい、首脳部真っ青という現実もありますが……)

 ——そういうやり方で作ること。
 それが、se・きららプロジェクトが選んだ方法でした。
 そこに、PCゲーム『se・きらら』の独自性が表れると思います。一見、王道物語ですが、端々に新味を感じていただけると思います。

 うむむ、なんか真面目な話で終わってしまった……。
 次回は、笑える話をお届けしたいです。