雨です・・・なんか梅雨入り?そんなこたないか・・・
毎週末お天気下り坂な気がしますね、MAX渡辺です。

秋葉原の「古炉奈」という名の喫茶店、ご存知でしょうか?
開業は昭和41年、というと43年前!僕が4歳ですよ・・・
そんな老舗の喫茶店が今年6月14日をもって閉店してしまうのです。
アキバで打ち合わせ、または散策などしたなら、ほぼ必ず脚を休めるために訪れていた、
僕にとってはとっても大事な拠り所であり隠れ場所であります。
あぁ~寂しい・・・当たり前のように在って、当たり前のように行っていた場所がなくなってしまう。
切ないことですね。閉店までに一度は行こうと、昨日29日、打ち合わせの後行ってまいりました。
約20年前に改装された店内は適度にヤレていて、しかし清潔に磨き上げられ、なんとも落ち着きます。
コーヒーをいただきながら一服、さぁ松戸に戻りましょう、ってな具合です。
もう一度閉店までに行けるかなぁ・・・

あ、17日のトライアスロン、結論から言いますと、あまりの寒さと波に負けて開始早々リタイアしてしまいましたよ(泣)
何百人もの参加者の中でウェットスーツを着ていないのはなんとビックリ僕一人!!
準備不足甚だしいというか、世間知らず、いやトライアスロン知らず?まぁバカ丸出しですよ。
一斉に泳ぎ出したらば周りの選手にキックとパンチの洗礼を浴び、折からの強風で煽られた波で呼吸もままならず、
自分のペースなど一切作れず・・・かなり意気消沈というかパニック寸前。
それでもこれはイカン!冷静にならねばと立ち泳ぎで呼吸を整えていたのですね。
自分は今どこにいてどこへ向かえばいいのかもいまいち判らん状況でしたし。

そのときでした。僕の斜め向かい10メートルあたりで今にも沈みそうにもがき、「た、たすけて(ゴボゥア!)」
助けを求める男性が!!・・・
こ、これはイカン!なんとかせねばっ!!と泳ぎ寄り、「大丈夫ですよ!脚攣りましたか?」と聞くも、
その方は「だ、だずげで!グヴァ!」と完全パニック。
「今人呼びますから!!」と大声で叫びながら手を振るもなかなか救命ボード(ボートではありません)のひとは来てくれず・・・
そんなこんなするうちにもその方、体を上下させて沈んだり浮いたりかなり苦しそう・・・
これはまずいぞ・・・しかし今近付いて手を差し伸べたりしたらきっと抱きつかれてより大変なことに、そう二重遭難?
遭難?二重事故?ようするに二人して溺れてしまう!?
ここは昔取った杵柄、水上安全法の知識を呼び起こし、彼の背後に回って顎をとり、浮かせて上げるのが良いのでは!?
しかし、そんなにリアルな水難は甘くはなかったのです。
彼は背後から来た僕にクルリと向き直って正対し、ガツッっと抱きついていらっしゃる!!
立ち泳ぎでなんとかしようともがくも敢え無く沈みかけるMAX渡辺!!
溺れるものは藁をも掴む・・・まさにこのことだったのか・・・
などと、思い起こすもとき既に遅く、絵に描いたような溺れかけ二人の野郎の図に。
「だ、抱きつかないで、大丈夫だから落ち着いて、ね!グヴァ!」とこちらも全然落ち着いてなどいられないパニックに。
何度も抱きつかれては振りほどき、・・・したたかに水を飲み・・・
「あぁ~リアルに死ぬかも・・・来るんじゃなかったこんなとこ・・・」などと考えながら大声で助けを呼び・・・
何分間そんなスッタモンダをやっていたことでしょう、ようやく救援のボードが来てくれまして、その方は無事助け上げられました。
ホッとする、というよりぐったり・・・まさにぐったり・・・スタートしてからまだ15分と経っていない
=距離にして400メートルも泳いでないそんな地点での出来事です。
浮力を幾分かでも助けてくれる(らしい)ウエットスーツもなく、他の泳者はすでにはるか先に・・・歯の根も合わぬ寒さ、間断なく襲う波・・・
「こりゃダメだ、リタイヤしよう・・・」そう、心が折れてしまったのでした・・・
岸まで自力で泳ぎ這いつくばって上陸、大会の関係者に棄権を告げ、逃げるように会場を後に・・・
走り出した車の時計は9時を少し回ったところ。そう開始から30分ちょっとで無念のリタイヤ=棄権です。
MAX渡辺初トライアスロンは最初の種目「スイム」で約400メートルで終了となりました。(号泣)
思い起こしてこれを書いているだけで悔しさと悲しさが蘇ってまいりましたよ・・・

お話の顛末・・・80キロ離れた自宅に逃げ帰り、風呂に入ったら悔しさが沸々とぶり返してきたので、
何を思ったかスポーツジムに直行、「ひとりトライアスロン」を決行しました。
せっかくこの日のために調整してきたんだし、やれるだけやってみようと。(苦笑)
1500メートルを泳ぎ、40キロバイクを漕ぎ、ランニングマシンで10キロ走り・・・3時間15分で完走?しました・・・
空しい気持ちは払拭できませんでしたが、それでも心に一区切りはつけることが出来ました。
ちきしょ~~!!次は絶対完走してやるっ!!
そう心に誓うMAX渡辺でありました。
しかし・・・蹴られることも殴られることも、溺れる人に抱きつかれることも、不意に襲う波もなく・・・プールってなんて平和なんでしょうね・・・
トライアスロンはその距離だけが、敵にあらず!!
参加者!自然!何より自分の心が相手なのです。
それを身をもって知ることが出来ただけでも、参加した意味はあったと、思うことにします。
あぁ~ちきしょ~

MAX渡辺