そんな日を過ごしていた。

札幌帰って一人になると、
『これ、じいちゃん。』の連続。

インデアンカレー、一番最初に食べたのもじいちゃんと一緒。
寝るときに手を組まない様にしたのもじいちゃんと一緒。
僕が妙に黒が好きなのもじいちゃんと一緒。
仲間を大切にするのもじいちゃんと一緒。
行動や発言、考えもじいちゃんが側にいた事を思い知らされた。

昨日、初七日までの事が一通り終わった。

初七日が釧路のライブで、
連休も続くなんて。じいちゃんが作ったタイミングとしか思えなく、僕はこのツアーで様々な面を整理しようと考える。直ぐに答えは出ないけど。

『啓太くんへ、田中家と関家を宜しく頼む』と
生前、倒れる前に、いつも書いてる大学ノートの後ろのページに記していた。

あなたが居たからここまで来れて、
僕を呼ぶ声は、今でも鮮明に覚えている。
いつでも呼んでほしい。いつでももう一度会いたい。そう、思う。

広過ぎるじいちゃんの優しさは、
現代に似つかわしくないのか。
困ってる人に誰でも構わず声をかけるし、大人子供関係なかった。
お礼の一つもない時も、何にも気にせずにいつも通りだった。

兎に角まぁ、残された僕とばぁちゃん、オトン、オカンが思ってることは
『後のことは見て居て下さい。見守っててね』とこんな所だろうか。

今のところ、毎日あなたの気配を感じながら居るよ。