総統ヒトラーにも人間味がある、と言っちゃいそうで言っちゃいけない。
皆さん、こんにちは。
赤飯太郎です。
今日は映画感想第11弾です!!
今回呟くのは2004年公開のドイツ映画『ヒトラー 〜最期の12日間〜』!!
『1917 命をかけた伝令』に続き、今回は第二次世界大戦を題材にした映画を視聴してみました。
最期の12日間と書いている通り、残念ながら全く明るい映画ではないです。
ただ赤飯太郎はかなり世界史好き(第二次世界大戦を世界史というかは賛否ありそうですが)なので十分楽しめました。
作中の登場人物はほぼ実在の人物なので、エンディングでは彼らのその後も描かれます。
個人的にエンディングでちゃんとそれぞれの登場人物のその後の人生が描かれる作品がスッキリして好きなので、今作はその点でもポイント高かったです。
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』の大まかなあらすじはこんな感じです↓↓
時は第二次世界大戦の真っ最中、主人公の女性ユンゲは総統ヒトラー付きの秘書として内定をもらう。ただ、1945年4月にかけてヒトラーたちが陣をとるベルリンにまでソ連軍の砲撃が襲う事態に。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していたるが、もはや誰もが敗戦を疑わなかった。戦争初期こそカリスマを誇ったヒトラーも完全に正常な判断力を失い、状況は悪化の一途をたどり続ける。ヒトラーの近くにいる者たち、そしてヒトラー本人は最期の12日間でどんな決断を下すのか。
今作の評価観点(主観)はこんな感じです。
ストーリー:★★★☆☆
再現度:★★★★☆
総合的評価:★★★★☆
<ストーリー:★★★☆☆>
ヒトラーの秘書として実在しているユンゲという女性の視点から語られている今作。
目の前に広がる異常な事態にそれぞれの登場人物が様々な表情を浮かべるのが本当に深いです。
とにかくヒトラーを心酔するもの、ヒトラー及びドイツに見切りをつけるもの、疲れ果てて酒に溺れるもの、第二次世界大戦という国全体が疲弊し切った時代が表情豊かに描かれます。
ヒトラーは我々が教科書でみている凛とした姿は最早なく、思い通りにいかない現状に怒り散らす総統として描かれます。
最期の12日間という題名通り、崩壊するドイツ陣営が丁寧に描かれています。
星3つにしたのはとにかく登場人物が覚えられない.....(笑)
似た様な顔もいるし、その立場とか全然説明されないので、ネットで調べつつ視聴してました😱
エンディングまでいけば意外と全員わかるのですが、説明あったほうが親切だなとは思いました。
<再現度:★★★★☆>
もちろん赤飯太郎は戦争を見たことがありませんが、ドイツ映画だからか、本当にリアルです。
総統ヒトラーの暴走に気づきながらも強く言えない側近たち、全員がNOと言えれば良いが、ヒトラーに心酔している者たちもいるので作戦会議は終着点を見せる訳もなく崩壊が近づくのみです。
ドイツ陣営の誰もがそれに気づいている何とも言えない様子がリアルに描かれています。
戦争映画でよくある「これは流石に現実じゃありえない」みたいな感情も今作では全く感じませんでした。
<総合的評価:★★★★☆>
世界史というか、この辺の時代を描いた作品が好きな人には絶対に観て欲しいですね。
実は今作、総統であるヒトラーは女性や自身の愛犬に対しては本当に優しく、一見すると良い人として描かれます。
それと対照的に作戦会議で正常な判断できない姿が描かれます。
視聴者側は一瞬「あ、ヒトラーって状況が大変だっただけど、本当は・・・」とふと思ってしまう瞬間があります。
主人公のユンゲも彼と一緒にいる間はヒトラーを信頼し、彼のために出来ることはやろうとします。
でも、そういう描写と対極をなすように、戦後インタビューに答えるユンゲが「あんな怪物をなぜ信頼してたのか」と話すシーン。
ヒトラーの遺言の中で描かれるユダヤ人への極端すぎる憎悪など、「彼は正常な人間でない」というメッセージも繰り返し発信されています。
この絶妙な温度感が赤飯太郎的には非常に面白かったです。
ニコニコ動画などでおもしろ動画の題材として使われている今作品。
ちゃんと観ると、それまでの時代背景が巧みに描かれた素晴らしい作品ですよ。
