原作 伊坂幸太郎
ジャック・クリスピン曰く、「人生を有意義にする一番の武器は礼儀だ」
「弱けりゃ死ぬのは当たり前…」「世界は死体で満ち満ちてる」
こうしていきて、いつか、死ぬ。生きてりゃ死ぬのは当たり前。
知ってるか?世の中情報集めた奴が生き残んだ。
たかがじゃ、ないからだよ。
どんな理由があれ殺しは重罪だ。
中略
だから依頼人は求めるんだ、「安心」を。
中略
お前さ、仕事楽しくねえだろ。
「あ~~今日、俺頑張ったなあ」とか…
あるかよそんなもん。
何でだか教えてやろうか?
「俺は大した仕事をしていない」
なんて思ってるからだよ。
バカに足りねえのはリスキーなことしてるって自覚だ。
ジャック・クリスピン曰く、「仕事と女の価値を決めるのは他の奴らじゃない、俺だ」つまりな、仕事も女もお前が大したことないって思った瞬間、ほんとに大したことじゃなくなるんだよ、蝉。
責任転嫁はカッコ悪いぜ?
頭を使え。アイテムの使い所を間違えるな。
優先順位を間違えるなんざ、プロは死んでもしねぇよ。
いくら強くてもパーじゃ話になんねえよ
役立たずはいらねえんだ。
この、ド素人。
あなたは何もわかっていない。
少し腕が立つからと思いあがっている態度も見苦しい……
ただの安い「人殺し」が私達を「同業者」と呼ぶなんて………あつかましい。
殺し屋の優劣は「強さ」とは別のところで決まるもの。
それがわからないあなたは………
私達(プロ)には勝てません!
………わかったんだ…
人殺しはただの自己満足だって。
やるのもやらねえのも、途中で放り出すのも自分の気分次第だ。
だけど殺し屋は、そんな簡単なことじゃねえよな!?
標的(ターゲット)がいて、報酬を払う依頼人がいて、業界のルールがあって、ムカつくこととか我慢しねえといけないこととか一杯あって、
失敗すれば何もかも失っちまうんだ。
俺たちが今やってることは自己満足なんかじゃなくて…
仕事だ。
「遊び」と「仕事」の区別もつくようになったか。
お前はバカだがクズじゃあねえな。
蝉、しっかり働け。
楽しくなくてもしっかり働け。
誰も死なない天国や楽園とカン違いしてるんなら目ェ覚ませよ。今、俺やお前が生きてんのは、たまたまに過ぎないんだぜ!?
ジャック・クリスピン曰く、「ただでできる遊びは二つ。未来について考えるか、花弁を数えるか」
大事なのは想像力と観察力だ。
中略
正しい現状把握が打開策を生む一歩になる。
ジャック・クリスピン曰く、「目の前の楽譜を演奏しろ。自由はそれからだ」
ジャック・クリスピン曰く、「最高のライブをすれば衣装はついてくる」
私は私のことをする、あなたはあなたのことをする。
私はあなたのために生きているわけではないし、
あなたも私のために生きているのではない。
あなたはあなた、私は私。
もしも出会うことができたなら、それは素晴らしいこと
もしも出会えなくても、それは仕方のないこと。

