自分のやり方で支配しようとしたり自分の言う通りにやって欲しいと思う
◇こんなことはありませんか
・自分のやり方で人を支配(コントロール)しようとする
・高圧的な態度をとったり絶対的な服従を強いる
・自分のやり方を一方的に押し付け、相手がその通りにしないと我慢ならないことがある
・人の意見に全く耳を貸さず相手の立場を考えないことがある
・野心家、権力志向でありそのためには手段を選ばないところがある
バインが必要な人
バインのネガティブ状態に陥る人はリーダーシップが強い人に多く、本来は統率力があり周囲を引っ張っていく力を持っています。
自信家であり野心家なのですが、バランスを崩すと威圧的、支配的な状態となってしまいます。
実際にこのタイプの人を想像する時、上司など役職のある立場の人を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
それはやはりリーダーになれる資質を持っていることの表れなのです。
そしてこの傾向は仕事だけではなく家庭でも見られます。
昔の日本の家庭では、このバインタイプの父親が少なからず居たのではないでしょうか。
‟妻や子供たちを服従させ、家長である自分の考え方ややり方が絶対”
‟歯向かったり従わなかったら手を挙げるなど、高圧的な振る舞いに出る”
地震雷火事親父(じしん、かみなり、かじ、おやじ)、という言葉はその一端を表していたのかもしれません。
同じように母親にもこの傾向が見られる人はいます。
‟自分の思うように子供をコントロールしようする”
‟子供の意志を尊重したり受け付けることがない”
‟「ママの言うことに間違いはないのだから言う通りにしていればいい」という発言がある”
このような時はバインのネガティブ状態と言えるでしょう。
また、歴史上の独裁者と言われた人たちにも当てはまると思われます。
国民や人々を絶対的な権力で服従させ支配し、その一方で演説で多くの聴衆を惹きつけたり、圧倒的な支持を集めた姿は正にバインタイプと言えるでしょう。
バインを使うと
このような人たちがバインを使うと、気配りできるようになったり、思いやりの心を取り戻すことができます。
人を服従させたり支配するのではなく、見守ったり穏やかに説得したり配慮を持って援助するなど、本来の優れた統率力を発揮できるようになります。
それによって尊敬や信頼される存在となり、周囲がついてくる有能なリーダーとなれるのです。
私たちは本来正しいバランスを持ち得ています。
決してネガティブな状態が真の姿ではないのです。
バランスを崩している時、そこには必ずストレスや緊張、苦痛が伴っています。
もし今それを感じているのならまずは自分の内側に目を向けてみましょう。
それがバランスを取り戻す第一歩です。