自分探しの旅に出る前に・・・

「自分探しの旅」と聞いて、人の反応は二つに分かれる。

ひとつは、「現実が嫌になって現実逃避しているだけだろう。適職なんてものは我慢して壁を乗り越えていくうちにこれが適職だったと思えるもんだ。」という意見。

もうひとつは、「旅に出て初めて世界の大きさを知った。自分の悩みなどちっぽけなものだと分かったことが、旅をして気付いたことだ。」という意見。

だが、少し待って欲しい。仕事を辞め、旅に出なければ本当の自分を見つけられないものなのだろうか？

例えば、友達のＫ氏は結婚し子供が出来、嫁とのぶつかり合いの中で自分がＳであることを発見した。

知り合いのＴ氏は路上で始めて弾き語りをしたとき、テンションが上がりすぎうん○をもらし、自分は音楽が向いていないと悟った。僕から見れば逆に向いていると思うが・・・

普段おとなしいＭ氏は祭りでトランス状態に入り、喧嘩に参戦し、新たな自分を発見した。

このように、何気ない日常の中でも新しい自分を発見できるのだ。

そうそう、サッカーの中田氏は自分を探し続けて地球を４周したという。彼ほどの人間になればもう地球上に新しい自分など見つからないのかも知れない。

そこで、あえて言おう。宇宙一周の旅に出ろと・・・