こちらは、現在我が家で一番尾の長い3歳半の尾長鶏です。
尾羽の長さは2020年11月25日時点で、321cmです。
尾羽は華やかで柔軟性がある為折れにくいですが、蓑羽は根本から抜ける事があり、ご覧の通り寂しい状態です。
根本の巻部分は短く、ゆっくりとじわじわと伸びていくタイプと思われます。









上記の尾長鶏の兄弟鶏がこちらはになります。
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2歳半〜3歳頃にかけて、伸長停止する尾羽はが出始め、現在は2m超の尾を1本残すだけとなりました。
この品種の難しさを痛感した個体です。
蓑羽は太く、強いた良いのですが、私の管理不足で、現在はこの様な姿になってしまいました。

上記の兄弟を見て感じたのは、尾の伸び続ける鶏と止まった鶏では、
止まった鶏の方は、飼い主の事を雌鶏と思い、
止箱から取り出す際や手を差し伸べてた時など、求愛行動をしたり、交尾をしようとしてくる事です。
伸び続ける鶏は、飼い主を敵とも思わず、雌鶏とも思わない、とても大人しい鶏という事です。

性格が尾の伸びに影響するのかはまだ飼育数や飼育年数が短いのではっきりとは述べられませんが、やはり止箱で飼育する鶏は飼い主に従順で大人しい個体が良いのは確かな様に思います。


続いて紹介する尾長鶏は、上記で紹介した尾の伸びの良い鶏に、2013年4月に北海道の牧場より入手した雑種の尾長鶏(おそらく、尾長鶏猩々種作成過程の淘汰ものや小国鶏の雑種)のメス(5羽孵化中4羽黄脚、1羽柳脚の柳脚のメス)を交配して採ったオスです。
現在2歳半ですが、尾羽は父鶏に迫る298cmです。
しかし、母鶏の血統のせいでしょうか尾羽は2歳頃に止まら物が現れ、現在は4本のみとなりました。
しかし尾を観察したところ、本来一番長く伸びると言われる最上位のウワヨレが遅くに伸び始めたらしく、このウワヨレを足せば6本になっていたと思われます。
が、それでも足りないのは事実です。
この鶏は、蓑の伸びも良いです。
しかし、その伸びる本数は僅かであり、見劣りします。
鶏冠の大きくしっかりとしたところは大変気に入っています。
もう一つ欠点を上げるとするとこの写真ではお伝え出来ないのですが、首の笹や蓑に黒い線が入る為、白藤と言うより、白笹といって羽の色です。

この鶏の巻は非常に長くなります。

巻の長い物は成長が早いのですが、尾に残りやすく、こまめに手入れをしないと尾の軸が曲がる事があります。
この鶏の長く伸びている尾の軸は硬く、いつ折れてしまうか冷や冷やしています。







続いての尾長鶏は、
上記の2歳半の雄鶏に再度純系のメスを交配して採った鶏です。
現在1歳半
蓑の量が増えましたが、尾羽は細く父鶏に似て芯が太いです。







奥深く面白い鶏です。