どうもー、世界のB型です!


そういえば、最近引越しをね、しました。

そう、マイホームってヤツです。


そんでまぁ、新居と言えば、色んなものを買い足すわけで、週末の度にエアコン、コンポ二ビリ、ベアブリック 、アダルトビデオ、ラグ、ゴミ箱等着々と平成を代表する家電/家具の数々がマイホームにインストールされていくわけです。


先週はテレビを買ってきた。

それで、何があって今こうして筆を執って、重い腰を上げては振り、降ろしては振り、上下左右にピストンしながらこの文章を書いてるかって言うと、


テレビの機能が平成、もとい!令和なのに、俺ってだいぶ昭和に生きてるんだよねー。


先週末、そいつはウチにやってきた。

55型とかデカ過ぎかなー、処分品最終セールとか言ってたけど、状態良いと良いなー。4Kってぇと隠しても隠しきれないほどの巨乳で可愛い子希望で!」なんつって、何なら出張先のホテルでデリヘル嬢を待つ大手企業の中間管理職バリに構えてたわけ。


んでさ、テレビを待ってるんだけど、待てど来ない。お届け予定時間を1時間過ぎても来ない。


これもしや巷で話題のドタキャンってやつじゃねー?

つーかキャンセルすらないって、それただのドタじゃねー?

日程間違えてたかないや、確実に昨日電話で確認したわ、、、

でももうお届け時間次のタームだけど


したらば、とうとう電話が鳴ってさ、


○○さんですか〜?いや〜素敵なご自宅で!先程からエントランスで待ってるんですが」って


え?いやいや、宅配だよね?エントランスで待ち合わせ?部屋番号押してさ、玄関まで運んでよ。何なら設置も頼むよ!


でもさ、優しき俺じゃん?人手が足りないのかと思って一応降りてった訳よ、エントランスまで。


したらちっちゃいおじさんが立ってるの。ヒョッコリ。

しかも、明らかにそのちっちゃいおじさん息ぜえぜえしてるし、なんならめっちゃ、にんにく臭いんだよね。

 

 

察したよね。

 

 

おめぇたった今ウチ到着したし、何ならその前ににんにく臭いもん食べてきたろ。二郎か?この近くならラーメン大か?

  

まぁ俺も遅刻することあるししょーがねーかつって、特に追及せずひとしきり挨拶なんか済ませちゃって、ちっちゃいおじさんも自己紹介してくれてさ、

「最近こういう物件珍しいですよねー、マンション内で迷子、なんて人もいそうですよねー」なんて大人なコミュニケーションまで織り交ぜちゃって、まぁそんな会話20分くらい繰り広げちゃったわけ。エントランスで。20分。長ぇって、さすがに。ってか臭えって、にんにく。


痺れを切らして流石に俺も「あの、テレビそろそろ運んでもらえます?」て聞いたよ。


そしたら「え?」みたいな顔してんの。俺も「え?」って


えっとさ、何の仕事で来たの?

テレビ運ぶ為だよね。


100歩譲っておじさんクラスだったら何となく気の利いた言い訳の一つくらい考えててさ、っつーか、

そこはプロフェッショナル見せてこいっつーか、

 

テレビ持って無かったおじさん。。。

 

もう流石にThe 仏の顔 B型代表の俺も言ったわ、「何してんの?」って。したら言うわけ、

「今部下に取りに行かせてるんで」って。。。


ははん、そういうことかってなったわ。

途中でテレビ積み忘れたことに気付いて部下に取りに行かせたな、と。

んで暇になったから自分は昼飯にラーメンでも、「ニンニク、ヤサイ、アブラ、カラメ」なんて頼んだパターンね、と。


んで、お目当てのテレビと若い兄ちゃん2人が到着。ようやく、セッティング開始ね。


運び込んでウチのテレビ台に載せる段になって、この角度で!とか、こっちでとか兄ちゃん達と話してると、ちっちゃいおじさんの様子が明らかにおかしい。

 

聞いてる??聞いてないよね??てくらい反応がない。ちっちゃいおじさんの反応ない。


んで、どうしたのかなと思ってぱっと見たら、

 

 

もうね、完全に汗びっちょびちょですんごい必死で笑顔作ってんの。

明らかに誰がどう見てもやばい時の表情なの。

 

 

え、大丈夫ですか??体調悪いですか?って。心配になってテレビそっちのけよ。


したらおじさん、

「いやぁ^^;この辺、って、そのトイレとか無いですかね?^^;」

 

 

うそっしょ

 

 

おめ何しに来たよ。

腹壊しちゃった?ニンニク入れ過ぎた?

まぁ、ここ俺の家だし、いいよ。俺教えちゃうよね。おじさんだいぶしんどそうだし。

 

 

「そ、そういえばこのお部屋って、もう水道通ってますよね〜?^^;」

 

 

通ってる!通ってるけども!!のやつ!!

 

 

「ダメな感じですよね?^^;」

 

 

ややや良いですよ、貸すよ!でもさ、テレビ搬入とかいう成果物ゼロの中でトイレ、貸すの?

ボランティアなの?トイレなの?トイレの神様な感じ?

したらもう「やっぱそうなっちゃいます?^^;」みたいな顔してんの。

 

そうなっちゃうね。完全になっちゃうわ

そろそろボケ終われって。


え、おバカなの?


割と序盤で「やべぇ」って思ってたけど俺の生優しい口車に乗せてたらとうとう調子という大台に乗り上げたおじさん。


とりあえずね、おじさんが色々必死なのはわかった。悪気がないのも分かってる。

俺おじさん嫌いじゃないぜ。


セカBブログへの話題提供に免じてさ、許してやるけどさ、ニンニク食っても食われるなよ!



さてさて、んな訳で滞りありまくりつつも、55インチのテレビが我が家にセットされたワケ。


そこで家族の手前、「映画観たら迫力凄いだろうなー」とか、「画像綺麗だなー」とか、色々言ったけど、ぶっちゃけ頭の中にはアレ一択だよね。紛うこと無く、昭和の男誰もが通過してきたアレ。大人の階段のぼっちゃうヤツよ。


ってことで家族が寝静まった後、夜な夜なアレを観ようとセッティング。


このドキドキ感たるや小学生の頃に日能研バッグを背負いながらローソンでビニ本を立ち読みしてた頃や、実家で中学生の頃に親に見つからない様にアレを観てた頃の感覚。好奇心と背徳感の狭間で俺のオレが鬩ぎ合う感じ。


昨今携帯とかからもアクセス可能になって、手軽さと引き換えに失った想像力は数年いや10数年の時を超えて現代に舞い戻ってきた。


これまで数々の苦境を乗り越えてきた経験則からして、イヤホンを付けると外音が聴こえずに急に家族がリビングに入ってきた時その気配に気づかないリスクがあると判断、そこは「直音でライブ感を演出だ!」


幸い新居は寝室とリビングが廊下を隔てて離れてるから熟睡中の家族には余程の爆音じゃなければバレることも無かろう。



して、万全な体制でいざ再生ボタンをポチッとな!!!



画像めちゃくちゃ綺麗、そしてデカい。

迫力が凄い!

VRとはまた違った、平面でのリアル。まさにアレの醍醐味である。



が、




無音。


音がしねぇ、、、


全くの無音。完全なる口パク。



男は視覚、女は聴覚で恋をする、なんて言うけど、「割りかし聴覚大事にする女性的な一面もあるタイプだから!」

リモコンで音量をあげる俺に対し、沈黙の中ストーリーを進める名優達、、、


最早コレもちっちゃいおじさんのせいかと思ったよね。あいつの呪いだと。

でも地上波テレビ自体は普通に見えてた様な、、、




すると、、、



寝室から



「うるさーーーい!!!」



血の気が引く俺ー♫

寝室で怒鳴るお前ー♫

テレビは俺の前ー♫

なのに音はお前の前ー♫




Bluetooth恐るべし。。。



ありがとう、平成!

おめでとう、令和!

いつまでも、昭和!


世界のB